だんだん寒くなり、気づけば入試の最後の追い込み!
という時期になってきました。
皆さんはどれぐらい受験勉強をしましたか?
そして、うまく結果は出せましたか?
私は今でこそあまりですが、
当時はしっかり真面目に勉強し
結果もそこそこ出した側だったので
今日は「なぜ当時は勉強していたの?」
というところを少し書き起こしてみたいと思います。
そして、それを踏まえた上で
地方で起きている勉強しにくい現状に
少し問題提起をしたいと思います。
- 受験勉強ってどうすれば良いの?
- 勉強が苦手だから
- ちゃんと勉強してほしい
Contents
勉強は才能でもやる気でもなく環境です。

私が当時勉強していた理由、
それは
そういう環境があったからです。
それだけです。
理由なんて振り返ると特にない
よく
「効率良く成績をのばす方法!」
とか
「こんなメソッドがあります!」
なんていう話を聞きますが、
でもまぁ最終的には
本人がやるかどうかだと思っています。
そして、やるかどうかの基準は
最終的に環境要因が大きい
のだと思います。
勉強することにどれだけ
必要性を感じているか?
あるいは、勉強した方が良い
とどれだけ思い込んでいるか?
ここだと思います。
そして、例えば私が高校生だったころは
地元では進学校の環境だったので、
大学に行く人は多いし
勉強している人は多い
という環境が当たり前でした。
とか言いながらテスト中はしっかり
テストに向かっている人ばかりでしたし、笑
提出するものは提出する人の方が多い
という環境が当たり前でした。
当時はそれが当たり前すぎて
全く気付かなかったのですが、
今思えば世間の人たちの割合で言えば
圧倒的少数派だったんだなぁと思います。
そんな環境だったので、
別に勉強することに違和感はなく
むしろ何も考えないでいると
ある程度は勉強してしまう
そんなもんだったんだろうと思います。
才能ややる気では続かない
それでもやはり
なんて言われるのが定石なのですが、
もし仮に私が人より
記憶力や理解力があったとして、
それでテストの成績が良いという状況だったら
高3の1年ですら勉強し続けることは
出来なかったと思います。
もっというと、
部活動が終わってからの半年ぐらいの間で
勉強するモチベーションが続いたから
勉強していたし成果も出た
という話だと思います。
ただ記憶力が良いぐらいで、
何度も何度もやらされるテストを
ずっと乗り越えることはできないと思います。
しかも、いつも良い結果がくるわけでもなく
楽しいわけでもなく机に座らされる。
どんなにやる気があると言っても
半年それを続けさせられるのは
苦痛極まりないと思います。
そう、いくら点数が良かった!って言ったって、
1日中机に拘束されるなんて苦痛極まりない
んです。笑
の裏には、
というニュアンスがあるのですが、
それ以前に苦痛なんです。笑
大人ならまだしも、
まだ10代の高校生。
遊び盛りに机に向かわせるなんて
苦痛以外のなにものでもありません。
それを越えてでも
なぜ勉強するのか。
それは
そういう状況だったんだから
しかたねーじゃん。
それだけなのです。
今ならよくわかります、
なぜあんなにオトナたちが
「勉強しろ」「勉強しといた方が良い」
と言っていたのか。
それは今までの経験上
その方がメリットがあることを
体験してきたからです。
でも、高校生の人生経験では到底わからない。
勉強した人とそうでなかった人が
その先どうなるのか?
それを実感していないからです。
私だってもちろんそうでした。
それなのに、勉強していた。
それはもう本当に
そういう状況だったんだから
しかたねーじゃん。
それだけなのです。
地方に勉強できる環境がないのは大問題だ

ここからは少し話を変えまして、
実は地方にはそうやって
当たり前に勉強する環境がなく
それは非常に大きな問題なのではないか?
という点を考察していきたいと思います。
地方は自習スペースすら少ない
本日の #EASTDOCK は高校生の自習部屋。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) November 30, 2019
田舎に行くと、そういう自習スペースもないらしい。。
あっても遠いとか、定期の範囲外とか。
高校生の活動範囲は限定的だから、そういうのこそ議論してほしいなあ、、
高齢者の医療関係はすぐお金かけるのに。
東伊豆町稲取にある
海が見えるシェアオフィス:EASTDOCKは
最近高校生にもご利用いただいています。
これ実は、
高校生側から
スペースが欲しいです。
とご相談いただいてから
実現した事例なのです。
かなり衝撃でした。
- 高校は遠いし休日は閉まっている
- 図書館が近くにない
- カフェやフリースペースもない
こういう事情からご相談いただき
是非ご利用ください、ということで実現しました。
そうなんです。
地方の人口が少ないエリアになってしまうと
こういうスペース運営ができないのです。。
環境がないということは勉強ができなくなっていく
あくまで私の説をベースにすると、ですが、
勉強する環境がないと
どんどん勉強しない人が増えていきます。
と、言われることもありますが、
それは少し違います。
オシャレな空間や落ち着いた場所があって
それだから勉強する
それも一つのモチベーションなのです。
多い気がする!
「なんかみんな静かにしてるし
自分も静かに勉強するか~」
という空間があって勉強する
というパターンも非常に多いのです。
そして、その環境がなく、
いつも勉強するような人が減っていけば
全体としても勉強する人の割合が減り
私が当時
そういう状況だったんだから
しかたねーじゃん。
と思う人がどんどん減ってしまいます。
そうやってそれが積み重なる方が
有名な塾やら高級な参考書を買うお金がないやらより
結果的には勉強できなくなるのではないか
と私は思っています。
この先大学はいらないが、勉強は非常に重要な時代になる
一見、矛盾しているようで
私はこのように考えています。
今のように
とりあえず卒業して学歴をつむだけの
大学は益々不要になっていく
と思いますが、
一方で情報を収集するという意味での勉強は
もっと重要になっていく
と思います。
なぜなら、
誰でもどこにいても
無料でいくらでも
情報にアクセスできる時代
になっているからです。
だけの勝負になってしまう!
昔であれば、
東大に行き有名な教授の講義を受け
蔵書が豊富な図書館に通うことでしか
情報を得られない時代もありました。
それが、
インターネット上のコンテンツとして
どんどんシェアされていく時代に
私たちはわざわざ東大に行かなくても
その情報を見ることができるようになってしまいました。
もちろん、全てではないですが。
その時代に勉強するということの価値
を経験していない人、
あるいは勉強しようとしない人は
非常に不利です。
本当は簡単なことなのに
“知らなかった”がために
実行できない
こういうことが増えてしまいます。
ともすれば、
そんなこと認知もせずに負けてしまう
恐れも。。
差は広がるばかりです。
高校生の自習スペースすら提供できない地方はヤバイ
高校生が
「高校生が落ち着いて勉強できる場所がほしい」
というのは、
何も最新鋭の設備や
高性能のイスを用意してくれ
という話ではないはずです。
そんなに設備投資もいらないし
誰でも使えて静かな場所がほしい
これすら実現できていないというのは
申し訳ないですがかなりヤバいです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
要はそれだけ勉強するということに
価値を見出している人の割合が少ない
ということに他ならないからです。
地方の教育環境は寂しいなとよく思います。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) November 25, 2019
☑進路の選択肢が少ない(普通科一校とか)
☑習い事をするにも足がない
☑新しいコト・ヒトと出会う確率が低い
☑親が教育に関心がない
親があまり教育に熱心じゃないですね。。
おそらく自分もあまり教育に興味がなく卒業したんだと思います。残念です
これが当たり前という人が多い
というのはとても残念です。。
私が大学生時代を過ごした仙台は
その点割と学都なところがあって、
公共スペースもカフェも勉強する人が多かったです。
というか、
割と大人がオシャレに勉強していて
あれに憧れて勉強する人も多かったんじゃないかな
と思います。
地方の場合、
大人が勉強している姿を
見る機会が少ない!
そりゃあそういうスペースも少なく
みんなそうしていないんだから
当たり前ですよね。
もし自分がこの環境だったら?
と考えると全然違う状況だったんじゃないかな
と残念ながら思ってしまいます。
先手をうって環境整備しませんか?
子どもたちの未来に投資するため、地元住民が寄付で建てたという岩科学校のすぐ隣に、
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) November 24, 2019
子どもたちに赤字を残す診療所ができるそうです。
140年越しの皮肉にもはや感動しました。笑
地元で寄付を募り、予算をつくるという選択肢が私たちの遺伝子からはいつの間にか消えてしまったようですね。。
今や静岡県で最も小さい町・松崎町でありますが、
かつては住民の寄付で最先端の学校
を建てたという歴史があります。
そう考えれば、
今の私たちがそれをできない理由はないはずです。
大きな学校を建てるのは
大変ですし長いスパンになりますが、
小さい自習スペースの整備なら
空き家の利活用だけでも対処できるはずです。
というか、
そうやって環境整備を使用している姿を
提示していくことが
もしかしたら勉強することの
後押しにもなるんじゃないかなと
思っています。
是非考え直す一つの良い機会になればと思います。

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てらけん