こんにちは!伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
皆さんは本日のキャッチ画像を見てどのような感想を抱きましたか?

素直な感想でけっこうです。 それを思い浮かべた上でこの記事をお読みいただき、どんな変化を抱いたか考えていただけたらと思います。
最近森行った?
普段皆さんは森に行くことがありますか?
普通ないですよね。笑
私も行ってみよう!と思わない限り森に足を踏み入れることはありません。
行くと静かな雰囲気に癒されるのでとても好きですけどね。

ともすれば、小学生中学生のときの林間学校的な行事で行ったのが最後、という方もいらっしゃるかもしれません。
上記の21世紀の森は車ですぐ近くまで行くことができるのでオススメ!
登山用なんていう備えをしなくても、普段着で森のマイナスイオンを浴びることができちゃいます。
自然がいっぱい!伊豆の森
伊豆半島の景色はほとんどが緑と言っても過言ではないぐらい木々が多い印象があります。
それと海。
そのコントラストがまた良いんですよね〜。
最初の写真の森も「綺麗な緑〜♪」と感じた方が多かったのではないでしょうか?^^
先に答え合わせをしておくと、先ほどの写真は河津町の観光協会さん前の駐車場から撮影することができます。

点々と白い部分がありますよね?
これはひとつひとつが桜なんです!
写真ではなかなか伝わりづらいかもしれませんが、現地に行くと遠くから見ても桜だというのがわかります。
伊豆半島の山々はこういう景色が多くて、この白い表情が春を感じさせる要素のひとつだったりします。
これが夏にかけてもっと緑が深くなっていって、秋には紅葉! そして冬にはちょっと葉っぱが落ちて物寂しい感じになるのもまた趣深いです。
こんな風に移り変わっていくのも自然がいっぱいであるからこそですね。
自然がいっぱい?伊豆の森
本当はここで、「伊豆の森で遊ぶ方法ベスト3!」みたいにご紹介したいところですが、今日はそんな風にはお話しません。
あくまで【問題提起】。
先ほどの写真に少し加工を加えてみます。

この部分!
なんか色が違っているのがわかりませんか?
濃い緑がびっしり!
これ、いわゆるスギの樹が植わっている場所なんですね。
その他の部分は様々な種類の樹々が植わっています。
でもこれらの部分はびっちりと同じ種類の樹が植わっています。
これってものすごい変じゃないですか?
人間で例えると、
すげぇな日本の入社式! 何が? 1986年の入社式の写真と比べたら驚くべき事実が(汗) https://t.co/W75BlOUY5t
— Temita – 話題のニュース毎日呟く🌐 (@Temitajp) 2019年4月5日
こんな感じです。
みんな同じ服装、同じメイク。
変な感じじゃないですか?
森も実は同じようになっています。
このような場所は決してここだけではなくて、各所で見ることができます。
もちろん、最初は意識することがありませんでした。
むしろ「おぉ〜!」って感じでした。
でも今はどうなのかな、と思います。
皆さんはどのように思いますか?
森のこと、もっと考えよう
かつての森は人々の生活のすぐそばにありました。
旬の山菜をとりにいったり、畑を拓いて作物をつくったり、狩りをしたり。
伊豆の森の場合は炭焼きを行って、ヤマザクラの樹を切り倒して燃料として出荷していました。
だから伊豆の森は春になると鮮やかな桜の顔になります。
今も一部残っているので、へぇ〜綺麗だね〜と思う人も多いかもしれませんが、
その周囲や桜の色がついている場所以外の森にも焦点をあててみてください。
違和感を感じる部分があるはずです。
どうせほっといても森は大丈夫だろう、という感じがしてしまいますが、それは違います。
森の中にある生態系のサイクルはとてもナイーブで、こんな強引な変化を強いられた森の環境はかなりいびつになっています。
私たちは都市の中で暮らしてしまうと、そういう変化に疎くなってしまいます。
ただ、この森の状況が果たして50年後何をもたらすのか。
もっと考えてみても良いのではないかと思いました。
てらけん