社会のことを考えてみた

【おじいちゃんおばあちゃんを守れ!】金融機関が詐欺師より悪質な理由【元銀行員より】

金融

こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。

本日は急遽! 皆様への注意喚起も込めて記事を作成しました。

皆さんはこちらのニュースを見てどのように感じられたでしょうか?
私は、地方ほど本当に危ないな、と思いました。 

私はだいたいこんな感じです。
この投稿に関するリアクションも多く、
世間の中にも共感してくださる方が多いんだなと思いました。

それでは詳細を書いていきます。

こんな方におすすめ!
  1. 金融ってなんだかわからない
  2. 銀行や郵便局なら、と信用している
  3. 自分には関係ないと思っている



金融機関が詐欺師より悪質な理由

まずは結論から申し上げます。

銀行って安心だと思いますよね?
それがもうワナなんです。

こういうことです。

詐欺師はもちろん悪質です

最初にお断りしておかなければいけませんね。
私は別に詐欺師の肩をもちたいとは思っていません。
人を騙してお金をとろうなんてとんでもないです。

詐欺師っていうのは悪なんです。

それはわかりやすいですね。
大前提です。

じゃあこれは?

、、、

詐欺師より悪じゃんか。

(^^;

それでも銀行や保険会社を信用しますか?

これだけ見ても十分信用できないんじゃないかと思いますが、
これが日本人のとっても不思議なところ。

それでもなんとなく信用している人が多いのです。

名前が「詐欺師」であるか、
「銀行」「保険会社」「郵便局」であるか、
その差しかないと思いませんか?

人間というのは不思議ですよね。笑
機械よりもよっぽど騙しやすいんじゃないかなと思ってしまいます。

私は短い期間ではありますが、
銀行の内部にいた経験があるので、
その経験も踏まえていろいろなところで警鐘を鳴らしています。

でも、まともに聞き入れてもらえたことなんて
ほとんどありません。笑

それでも一応言いますけどね。
「なんかおかしくない?」って。

だから基本諦めますが、今回は良いきっかけなので、
改めて皆さんにお話します。



どうしてこうなってしまったのか?

冒頭からかなり金融機関のネガティブキャンペーンをしてしまいました。。

しかし、何もかもが悪いわけではありません。

ちゃんと理由があります。
そこについても考察していきます。

銀行員の8割は良い人です

「かんぽ生命が!」「銀行が!」
みたいに言ってしまうと、全ての職員が悪人のように聞こえてしまいますが、
そんなことはありません。

私も今も仲良くしている仲間がいますし、
当時巡り会った良い先輩・後輩も多いです。
本当に感謝!

だから、その人たちみんなを全否定するつもりはありません。

じゃあ、問題は何か?

問題のある考え方を持っている2割の人間です。

これ、ほんとです。

お金に色はない=金融商品はどこも変わらない

金融商品ってどこにどんな差があるかご存知ですか?

金利が高い預金? 逆に金利が低い融資?
運用利回りの良い投資?
万が一のときに頼れる保障?

確かに、微妙な色の違いこそあれど、
基本はおんなじようなもんなんです。

食材や飲食店、ホテルみたいなものなら差がでてきますよね。

  • 味や見た目が工夫されたメニュー
  • 丁寧な接客
  • オシャレな雰囲気

地域性やストーリーでブランディングしつつ、
お客さんにとって好みのサービスをカスタマイズして提供するはずです。

そして、消費者はその色とりどりの中から選ぶ。
甘いものが好きだったり、辛いものが好きだったり。
賑やかな雰囲気が好きだったり、落ち着いた雰囲気が好きだったり。

じゃあ金融商品は?

実は根本的には差がないんです。

おんなじようなものを、
企業名だったり、商品名、接客対応の人で売っているのです。

預貯金や融資なんてわかりやすいですよね。
お金に色はないですから、結局条件が良いところか、
いつもお付き合いしているところ。

選ぶ理由はそれだけです。

うちは前からお世話になってるんだ!

それはもちろん素晴らしいことですが、
本質的に何かサービスが違って選んでいるわけではないことに注意しなければいけません。
冷静に考えて。

いつの時代も突出した成果は正攻法では出せない

商品自体に特別な差がない以上、
売るのは至難の業です。

A社よりウチの製品はココが高性能です!
B社より安定しています!
ここだけは他社より自信があります!

こういう差を打ち出しにくいんですね。。
私もかなり苦労しました。。

それは消費者側も同じで、
銀行なんてどこにお金預けたって別にどこでも良いじゃないですか?
あそこの通帳カワイイ!ぐらいでも良いぐらいですよね。笑

だから難しいな~、と普通思うわけですが、
その中でも謎に売り上げを上げてくる人たちがいます。

もちろん、とても優秀で信頼を得る場合もあります。
そういう方は本当に尊敬できます。

しかし、残念ながらそれはごく一部です。

「どうやって売り上げあげたんですか?」
と聞くと、聞けば聞くほど胡散臭い。

  • 「あなたの資産を守るために運用しましょう!」
    →実際増えるのはごく一部
  • 「先行き不透明な時代だから備えましょう!」
    →その割に提案内容のレパートリー少ない
  • 「金融のプロですから!」
    →研究者ではない、運用マネージャーでもない

実は別に特殊な方法を使って運用利益を出しているわけではないんですね。

じゃあ何が違うのか?
どうして売り上げが上がってくるのか?

それは、
効率良く売り上げが上がる商品を売り
そして、
売りやすい客から売っていく
のです。

もう少し具体的に言いましょう。

手数料の高い商品を
(リスクを理解しにくく、信頼をよせてくれやすい)
長期取引客や高齢者に売る

これが必勝法です。

結局、結果が全て

これだけ聞くと「ちょっとどうなの、、?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
現場では違います。

とにかく結果を出し、ノルマを達成すれば勝ち
結果が出せず、ノルマを達成できなければ負け

ある意味わかりやすいですよね。

そして、どんな手を使ったかはけっこう皆さん盲目。

正攻法で勝ったのか?
本当に良い手法だったのか?

成果を出した相手に対して問い直すような人はいません。

上司は上がってきた数字に安心し、
数字を上げてきた部下ほど信用します。

そういう部下を重宝し、できるだけ有利な条件になるように進言するでしょう。
それを見た周りがどうするか。

「自分も同じように良くしてもらいたい」

こうして後にどんどん続いていきます。

自分も目立つ成果を出さないと。。!

こうした中で少しずつ正攻法では勝てないことに気付き、
成果が出しやすい必勝法に傾いていきます。

いや、もっと正確に言うと、
必勝法を使うような人間しか残っていきません。

そりゃあそうですよね。
正攻法じゃ勝ちにくい商品を売っていて、
隣じゃ必勝法で勝ってくるライバルがいるんですから。

そういうことが連続していった結果、問題のある考え方をもつ2割の人間が生まれます。

そして、 そういう人間が出世していきます。

そうなると、いつの間にか必勝法が正義の世界が出来上がっていきます。
だって評価軸になる経営陣が問題の2割の人間で構築されているんですからね。

昔はそれでも良かった

これだけ聞くとパワーワードすぎますね。笑
まるで悪代官。

でも、昔はそれでも良かったんです。

なぜか?

個人のお客さんについては、
預金をたくさんしてもらうこと=売り上げ
だったのです。

とにかくお金を持ってきてもらうことに走り回っていた。
そして集めたお金をもとに自分たちで運用し、収益につなげる。
そういう話だったんですね。

ところが! 今は絶賛不況中。。
お金を借りる人たちもいなければ、
金利はマイナスに突入し、運用は難しくなってきます。

そうやって収益が悪化した結果、
禁断の果実に手を出しました。

投資信託や保険といった手数料ビジネスです。

改めて整理しますが、
今までは「預金で集めたお金を自分たちで運用して増やす」だったのです。

それが、「直接顧客から手数料をとり収益を増やす」に舵をきってしまったのです。

もちろん、企業戦略としては生き残るために必要な手段です。

しかし、結果としてそれは最悪の結果をもたらしました。

銀行が手数料ビジネス業にすりかわってる!?

実際にお客さんになった気持ちで考えてみましょう。

1)手数料ビジネスの営業マンが来る場合

何かを買う
手数料をとられる

2)銀行の営業マンが来る場合

お金を預ける
利息がつく

こんな感じです。
つまり、
お金をとられる か お金をくれる か。

全然意味が違ったのです。
融資の場合は利子をとられますが、
「お金に困っていた人にお金を貸す」わけなので、
基本的にはお金をくれる人たちのイメージだったのです。

そこが完全に裏返ってしまった。

どんな手を使ってお金を集めてきても、
少なくとも顧客には利息をもたらしていたかつての銀行。

それが顧客の知らぬ間に入れ替わっていたのです。

私も何度もお客さんに言われました。

まさか銀行さんに株を勧められる時代になるなんて思ってもみなかったわ~

これが全てです。

手数料ビジネスにはプロがいる

ただお金を預けてもらうだけの営業ではなく、
相手に手数料を払ってもらう商売である手数料ビジネスの営業。

これは似ているようで全く仕組みが異なるものです。

手数料ビジネスのプロ、
それは即ち、証券会社や保険会社です。

よく金融業として銀行も証券会社も保険会社も一括りにされがちですが、
本来は全く異なるものです。
むしろ敵同士。

口座のお金を守りたい銀行
VS
口座のお金を引き出したい証券&保険会社

ざっくり言うとこんな感じです。

銀行が手数料ビジネスを始めると最強

その答えは簡単です。 銀行には全ての個人情報があるから です。

名前、職業、住所、電話番号、口座残高、取引履歴。。

わかりますか?
ここがやっと核心です。

こうした情報を全て預けても安心だった銀行。
なぜなら、既出のこのような関係性があったからです。

口座のお金を守りたい銀行
そして増やしてくれる銀行
VS
口座のお金を引き出したい証券&保険会社
(広く言えば他の手数料ビジネスも)

それがいつの間にか崩壊し、
味方であるはずの銀行側が手数料を取り始めるとどうなるか。

こういうことですね。

元々手数料ビジネスのプロでもないから売り方は知らないし、
顧客からは信用され切っているから何をやっても良いと思ってしまう。

その結果なんです。

ましてや、郵便局なんかは郵便事業が本来の姿ですから、
金融商品そのものについてプロかどうか怪しいですね。^^;
だからこそ最初にボロが出たのでしょう。

ちなみに、「なぜ郵便局が預金口座を扱い始めたのか?」
というところを調べ始めると、
「同じ銀行とはいっても意味が全く違う」
ということがわかるはずです。

ここでは省略しますが、
要は、金融商品のプロ度で言うと、
証券会社や保険会社より郵便局は劣るのです。

でもみんなの信頼度は高いから預貯金はたくさんあった。
それを裏切って目先の利益に走ってしまったんですね。。



地方を襲う金融の恐怖

銀行や郵便局がこのように舵をきってしまった以上は仕方ありません。

不況が続いていたので普通の経営判断だったのでしょう。

なので、そこをどうこうしようではなく、
ここからは「これから何が起きそうなのか?」
「私たちはどうすれば良いのか?」
というところ考えていきたいと思います。

自分の身を守る知識を身につけよう

日本では義務教育9年に加えて、
他にも学校でお世話になることが多いです。

しかし、その中でまともに金融のことを学ぶ機会はありません。
不思議なくらいありません。

だからこそ騙しやすい。
もしかしたら金融業界としてはあえてそうしてるのかもしれません。
(だとしたら怖。。)

そこから自分を守るためには、自ら知識をつける他ありません。

今日は一つ、「銀行が手数料ビジネスを始めている」
ということをお伝えしました。

あともう一つ知っていただきたいことがあります。

手数料ビジネスの金融商品におけるメリットは、
運用が良ければプラスになり、収益になるかもしれない
ということです。

しかし! 手数料を払ってまでちゃんと収益になるのか?

そこをもっと冷静に考えてほしいのです。

具体的な話をしましょう。
あなたが100万円の投資をしたとします。

そして、手数料が3%だとします。
それで投資をして、運用益が3%だ!と言われたらどうなると思いますか?

これを実際に見ていきます。

100万円 - (手数料) = (投資した金額)

100万円 - 3万円 = 97万円

※つまり、100万円を投資するわけではない!!

97万円 × 3% = (運用益)

97万円 × 3% = 2.91万円

※3%上がっても、3万円は戻らない!!

(あなたの資産) = (投資した金額) + (運用益)

(あなたの資産) = 97万円 + 2.91万円 = 99.91万円

こんな感じですね。 3%の運用益を出しても元にもどっていない。
そして、金利が1%もない中で、3%の運用なんて相当大変です。
何とも言えませんが、それは是非やってみてください。
今景気悪いですからね。

地方の人たちは信用しすぎる

上記のような内容を私が必死に訴えたとして、
そう信じてもらえるはずはありません。

それよりも、よっぽど銀行員や郵便局員の方の言葉を信用するでしょう。

ほとんどの人が、「銀行さん」と呼んでいるのも頷けます。
かつての銀行「さん」の印象が抜けきらないのです。
預ければ増やしてくれた「銀行さん」の印象が。

しかし、先ほど考察させていただいた通り、
収益悪化に伴って、銀行さんは銀行というより証券会社に近い存在になりました。

地方では、その変化に気づくチャンスがほとんどないのです。
残念ながら。。

おそらくですが、それでも地方で金融機関が営業活動をすることはあまりないでしょう。

なぜなら、多くの手数料ビジネスの金融商品は
販売額に対してO%という風に設定しているためです。

そうなると必然的にできるだけ大きい金額の取引をしてもらった方が良い。
事務手続き的には大して変わらないですからね。
100万円よりも1,000万円の方が良いわけですね。

そう考えると、都会の方が資本は集まっていますから、
地方の方がターゲットになりにくいはずです。

でも、じわじわと、そしていつの間にか
その波も地方に押し寄せてくるでしょう。

少なくとも、かんぽ生命さんについては
郵便局があるところには営業拠点があることになりますから、
きっともうすでに地方でも営業をしていたころでしょう。

さらに、地方では今回の話のような
金融に携わったことがある人でしか見えないような側面を
知る人は少ないはずです。

一次産業や二次産業従事者が多いためです。
つまり敵なし。

そうなると尚更その金融領域に疎くなっていく。
即ち、狙いやすい。

だから私はこうして強調してお伝えしなければと至ったのです。

あまりにも情報源が少なすぎるし、
その割信じやすい(=疑わない良い人)。

つまり、本当に問題が深刻化するのはこれからかもしれませんね。

一人でも被害が減ってくれることを願います。。

最後に

今回は話の流れ的に、
そうしても金融機関に対して批判的な内容になってしまいました。。

でも、ちゃんと考えてちゃんと運用されれば、
金融ほど画期的な発明は人類史の中でも相当ないのです。

いわば、諸刃の剣。

我々の社会がこれだけ急速に発展し、
豊かになった背景には、産業革命やIT革命だけでなく、
それを下支えする金融の力がありました。

しかし、それが今、我々に牙をむき始めているように感じます。

当たり前を疑うこと。
これが今ほど必要な時代はないなあと個人的には思います。

是非この機会に考えてみてはいかがかなと思います。

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こちらはあくまでご参考までに。

寺田健悟てらけん伊豆については地域おこし協力隊におまかせ!
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地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!

ご連絡お待ちしております!

てらけん



ABOUT ME
てらけん
静岡県富士市出身。仙台で建築を学んだり、信託銀行で金融を学んだり、伊豆で地域おこしをしたり。

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