アイデア箱

【考えてほしい】令和婚と秋祭りの差から考える地方のアキレス腱【変化に気付こう】

令和婚と地区のお祭り

こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は非常に興味深かった2日間について
振り返ってみたいと思います。

こんな方におすすめ!

  1. 地方に起きている課題ってなんだろう
  2. 社会がそんなに変化しているとは思えない
  3. これからもそんなに変わらないだろうと思っている

令和婚と秋祭りの差から考える地方のアキレス腱

少子高齢化の影響を大きく受けている地方では
たくさんの課題が山積みになっています。

どうしてそんな状況になってしまったのか
これからどうなるのか
このままで大丈夫なのだろうか

様々な論考や分析がなされていますが、
未だその議論は終わりが見えていません。

その中で、今回私はとても面白い体験をしました。
何かというと、

変化に富んだ現代型の結婚式と
昔ながらの伝統を継承するお祭り

でした。
この2つから感じたことを書き起こしていきます。

従来の型にはまらない令和結婚式

一応わかりやすくキャッチーにするために
「令和婚」と呼んでいるのですが、
これが令和の結婚式のスタンダードか
と言われるとそうでもないと思うので先に断っておきます。笑
(当事者の二人がかなり先鋭的な方だったので
こうなっただけだと思います。一般的じゃないです。^^;)

端的にいうと、
「結婚式ってこうだよね~」
というものが全くなく、

あくまで自分たちがやりたいことをやりつくす

という強い軸があったこと。
これが最大の特徴でした。

  1. 長い讃美歌とか無しで夫婦で協力して結婚宣言
  2. 劇場型友人祝辞
  3. 新郎新婦制作による自分たちの紹介PV
  4. 今後の結婚生活の設計図プレゼン

こんなに二人らしい結婚式も
そうないのではないかなと思いました。笑

二人の晴れ姿を披露する舞台
というよりも、
参加者の人たちに楽しんでもらいながら
今後の協力者を募るイベント
に近いように感じました。

参加者側がただ見るのではなく、
むしろ作り手にまわっているような構図は
まさに一方的に情報を伝えるテレビから
個人が相互に発信していくインターネットメディア
に変わったのと全く同じような経験でした。

結婚式にも変化の波は来ているんですね~!

今回が偶然だったとも言えない

主催者の二人のキャラクターは
かなり強い要因ですが、
それだけでもないと私は考えています。

どんなに二人が強い要望を出しても、
一昔前の日本なら叶わなかったでしょう。

結婚式はこういうものだという固定観念が強かった
自分でプレゼンや映像をつくることが難しかった
たくさんの人にSNSを通じて共有することができるようになった

つまり、社会やテクノロジーの変化という追い風
があったからこそ実現できたことは多かった
と感じたのです。

そう考えると、
こうした形の結婚式が
これからも増えていく可能性は
十分にあると思います。

特に参加した年齢層が比較的若く、
今後結婚式をひらく予定がある人も多かったので
その人たちが影響を受けることは間違いないでしょう。

結婚式の変化

かつての結婚式といえば、

憧れのドレス!チャペル!ブーケトス!

という花嫁さんの夢の実現
みたいな理想像がありましたが、
これからはもっと「行って楽しくなる」
要素が多くなっていくのではないかと思います。

理由は大きく2つあります。

結婚式自体が珍しくない

SNSで簡単につながっていられる昨今、
少し疎遠だった友人も気軽に
結婚式に呼ぶことができるようになりました。

最近の私の状況でいうと、
中学高校大学社会人とそれぞれの交友関係の人々が
続々と結婚していくことにより
まさに結婚式ラッシュともいえる状態になってきました。

まだまだ後輩とかもいるしなぁ、、
ご祝儀貧乏だ。。

久しぶりに会う知人と話す時間は
それはそれで楽しいのですが、
SNSで近況を知っている状態であれば
そこまで珍しいものでもありません。

さらには、ネット上でつながっている人々からも
結婚報告を受けることが多いので、
これだけ人がいればまぁ毎日誰かが結婚していくんだな
という感覚がどこかにあります。

当事者にとっては一生に一度の大イベントですが、
その他の人からすればたくさんある内のひとつということですね。

とはいえ、2人のカラーが出るので
とても素敵ではあるのですが、
数が多いと結婚式自体の有難みは薄くなってきます。

イベントとしての結婚式

本来、結婚式というのは儀礼としての
昨日が強かったはずです。

新しい家族となる二人の
決意表明と認証式

ところが今はパーティとしての
側面が非常に強いように思います。

以前女性の知人が

あの子がどんなドレスで着るのか楽しみ!

と言っているのを聞いて
ハッとしました。

確かに私も主役がどんな格好になるのか
親族の方や友人にどんな人がいるのか

そういうところを楽しみにしている
側面がありました。

むしろ儀礼の部分はちょっと長く感じるぐらいですね。笑
(本末転倒。。)

だからこそ、自分のカメラで写真を撮り
LINE等で共有するのがごく当たり前です。
考えてみればアイドルの握手会と変わらない構図ですよね。

そうなると、式典というよりも
イベント色が強い時間と空間が強くなってきます。

「無事夫婦になれて良かったね!」
ではなく、夫婦になれるのは当たり前で
「こんなことがあった」という内容の方が
重要になっているのです。

それだと、週末に開催される
イベントという位置づけと変わらなくない。。!?

結婚式というもの自体が珍しくなくなって
儀礼という意味も薄くなってくれば

「行って楽しくなる」フェスと
構造的には変わらないように見えるのです。

地域で重要な役割を果たす祭り

ここからは少し変わって
地元で続くお祭りについて考えてみたいと思います。

皆さんの故郷にはお祭りがありますか?

松崎町には自慢のお祭りがあるんです!^^
是非会場でその熱気を味わってみてくださいね。

地元の人の手でつくる地域のお祭り

お祭りって花火があがって屋台が出てみたいなあれでしょ?

そう思っている方はちょっと
イメージが違うかもしれません。

実行委員会があるわけではなく
地元住民の人たちがつくるんです!

近いものでいうなら、
学校の文化祭みたいなところがあると思います。

自分たちで企画し、
自分たちで運営していく。

そういうスタイルの文化が
実は地方では今も続いています。

伝統文化であり、誇りである

このお祭りのとてもユニークな点は、
代々受け継いできたものを守っていく
という側面が強いということです。

正直、そんなに対外的に
披露するものでもない

本当に地元の方向けに
定期報告会のように開催されるのが一般的です。

先輩から受け継がれてきたものを
自分もそのまま遂行し、
そしてまた後輩に受け継いでいく。

圧巻のパフォーマンスができる背景には、
そんな風に何世代も超えて受け継がれてきたものが
あるんですよね。感動ですよね。

地区独特の文脈があるからこそ重要な存在

松崎町は静岡県で一番小さいまちですが、
その中でもいくつかの地区があり
今もそれぞれが独自の祭りのスタイルをとっています。

その地区を横断することはほぼありません。

よって、学校としては同じ学校に通っていても
その祭りに参加できる子とそうでない子がいます。
(当日に行くことはできますが、演者としては参加しません)

つまり、親族であったり、
昔からその地区に縁がある人たちが
常にその文化を守ってきたということなのです。

それが時代を超えて1日だけつながる。

特に、おじいさんおばあさんの世代も
その光景を懐かしそうに見ている瞬間は
本当に時空を超えてつながっているように感じます。
素晴らしいですよね。

これからの地域と世の中には何が必要なのだろうか

毛色の全く違う二つの催事。

1日おきにそれぞれ体感した私は
すごく時代の境界にいるような感覚がありました。

共有・共感できる人を獲得できるかどうか

令和婚に見られたように、
今はたくさんの人たちが容易につながって
さらにお互いの情報を交換・共有するのが
当たり前の時代になってきました。

インターネットがまさにその中心にあり、

  • 誰でも情報が発信できるし手に入れられる
  • ひとつのものを共有管理するのも簡単
  • どう拡散できるかが武器になる

そんな時代ともいえると思います。

かなりプライベートな情報である結婚
という事象についても
自分のコンテンツとして発信し
誰かを楽しませていく。

そして、そこにつながった人たちと
その先も自分たちの実現したいものを実現していく。

この人はどういうことをしてきたんだろう?

そこが情報として目に見えて伝えられる方が
結果的に協力者や共感者がついていき
実現できることが増えるような
世界になっているのです。

誰でも自分から積極的に
コンテンツを出していくことが
必要ともいえるかもしれません。

地方こそ解放していかなければいけないかもしれないのだが

その中で難しいのは地方です。

参加者は地区内という徹底した制限と
代々受け継いできたという
共通言語がない人以外は入りにくい

という特徴が最大の強みでもある一方で、
先ほどのような共有共感で動く流れとは
逆行しているのを感じます。

そして何より一番問題なのは、
そのコミュニティが縮小しすぎていること。

町全体としての人口が減っていれば
地区の人口もどんどん減っています。

それはつまり、
共通言語をもつ人々の数が減っていることに
他なりません。

このまま減り続けてしまったら。。?

最悪の事態としては
その文化や風習がなくなってしまう
恐れすらあるのです。

現に今は子どもたちが少なく、
開催できなくなっている地区もあるほどです。

緩やかにコンテンツとして共有する必要があるかもしれない

お祭りの中には非常に複雑な文脈が
含まれているので安易にどうこうはできません。

でも、とはいってもこれからは
必要な変化を検討すべきフェーズにきている
といっても間違いないと思います。

自分たちがやっていることを
これから先も続けていくためには、
自分たちがもつストーリーをもっと
多くの人に共有し、共感を生み、

共同実行者として巻き込んでいく
必要があります。

地域内の独特さを残しながら
その微妙なバランスをとることは
相当難しいと思いますが、

そこにメスを入れなければ
この先はどんどん状況が厳しくなることを
もっと強く意識した方が良いように感じました。

そんな式典・催事のあり方について
少し考えさせられる2日間でした。

楽しく素晴らしい行事が
これからもしっかりと続いていく仕組みを
みんなでつくっていきたいですね。

寺田健悟てらけん
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てらけん

ABOUT ME
てらけん
静岡県富士市出身。仙台で建築を学んだり、信託銀行で金融を学んだり、伊豆で地域おこしをしたり。

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