「地方への移住定住を進めよう!」
「東京一極集中をなくそう!」
といった掛け声のもとに、
数々の施策が打ち出されていますが
とうとう残念な事態が発生してしまいました。。
これは本当に残念で、センスがなさすぎるというか話にならないのですが、
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) December 16, 2019
あってもおかしくないだろうな、と思う側面があります。。
真剣に取り組んでいる人たちが可哀そうとも思いますがこれが現実。
東京新聞:移住相談会 参加者に現金 国が推進 自治体が主催:社会 https://t.co/ZYqr1RwJIU
やっぱりなぁ、、と思わず
声が漏れてしまった方もいるのでは
ないでしょうか。
今日はその件から見える
地方の移住定住について
少し考察してみたいと思います。
- 移住定住は重要だと思っている
- 地方に移住定住が進むことは良いことだ
- 移住定住を検討している
Contents
移住定住促進が生む闇

私も移住を経験した身としては
是非移住も検討してもらいたいな
と思っています。
しかし、
各自にいろいろな都合が
があるので
じっくり考えた方が良い!
当たり前ですがそう思います。
自分が移住した今だからこそ、
より強く思います。
誰かの都合で移住定住を語るのはやめよう
とか、
というのはすごくよくわかります。
都会の人混みも
田舎の担い手不足も
両方見てきたのでその通りだと思います。
でも、
それを足し引きすれば
ちょうど良い!
、、っておかしくないですか??
多いなら減らせば良い、
少ないなら増やせば良い、
ってそこが問題じゃないと思います。
多くなりすぎた根本的な原因
もあるし、
減り過ぎた根本的な原因
もあるはず!
まず見直さなければいけないことを
都合が悪いので誤魔化そうと
しているようにも思えます。
本来の移住定住は、
その当事者の人たちが
より豊かな暮らしを見つけるための
チャンスであるわけです。
そこが「移住バンザーイ!」「人口増えたー!」
みたいな話だけをもってきてしまうと
豊かな暮らしの部分をどうつくるか
がかすんでしまいます。
本当に重要なのはそこじゃないのに。。
数で計測するのが一番危ない!
今回の事件のように、
体裁だけを整えるために数字を使う
ということはよくありますよね。
- 見栄えが悪いのでサクラを
- 実態とは違うけれど帳尻合わせを
数字で見えると客観的に
評価できる良さがある一方で、
違いが明確になってしまう怖さがあります。
本来であれば、
その事実をしっかり受け止めることが
一番重要であって、
それを誤魔化し始めたら
キリがないとわかるはずです。
しかし、それが一度狂ってしまうと
最初にあげたような事件が起きてしまいます。。
そもそもですが、
そうやって数をちょろまかして
移住定住を盛り上げたところで、
地方創生ができるわけではありません。

一つのきっかけであって
別に数えて競うようなものではないのです。
むしろ現在地点を測るための指標。
いかにリアルな実態を
うつしとるかの方が重要なのです。
移住定住で大事なのはタイミング!
移住定住で最も大切なのは
タイミングなのです。
- 良い物件に巡り会えた!
- 良い出会いがあった!
- 自分の中で区切りがついた!
多くの移住経験者が語っていることです。
私自身、
なぜ松崎町だったのか?
なぜその時だったのか?
そうやって言われると
と困ってしまうことがあります。
あるいは、「たまたま」が重なって今!
という側面も本当に多いのです。
冷静に考えれば
他の場所でも自分の理想的な条件はあったし、
いってしまえば隣町ならほぼ同じ環境です。
そこに差がなければどっちでも良かった
わけですが、結果的には
今の場所に落ち着いたのです。
そのタイミングが
「いつ」「どのように」
訪れるのかは誰にもわかりません。
ところが、無理やり移住定住促進!
となってしまうとその視点が
抜け落ちてしまう恐れがあるのです。。
実現したい未来を描こう!

移住定住が悪だ!とは私も思いません。
大事なのは
「どうしていきたいのか」
という将来像に沿って
移住定住促進が行われていくことなのです。
「何をしたいか」は明確ですか?
これは、移住を検討している人にも
移住を促進している人にも言えます。
ただ数の足し引きで考えるのではなく、
「こうなったら良いな」という
目標に沿った移住定住になっていますか?
話をしていると
実は特に大きな問題はなかった
という方もいらっしゃいます。
なんとなく、漠然と、
今の環境を変えたい!
はちょっと危険です!

そもそも向いていなかった、、
ということに後で気づいても
修正は難しい。。
移住は転居や転職を伴う
ケースがほとんどですので、
払うコストも大きいと
考えてください。
それに勝るぐらいしっかりと
「何をしたいか」があることで
重大な失敗を防ぐことができます。
移住定住以外の選択肢は検討しましたか?
ずっと思っていたから、
移住しかない!!
という方も多いのですが、
今は他にもいろいろな選択肢があります。

二拠点で住んでみるということもできますし

農作業体験に参加して
一日田舎暮らし体験でも
良いのかもしれません。
もちろん、その地方へのアクセス条件次第
なところはあるのですが、
今の日本のインフラを考えれば
いくらでも選択肢はあります。
ゼロかヒャクかの選択で決めるのではなく
その中間も是非検討してみてください。
通いながら考えてみよう!
いろいろ考えるとよくわからなくなってしまうなあ
そんな風に思う方は、
とりあえず行ってみる
という気持ちも大事です。

その中で生じる出会いは
きっと行動する前とは違う
影響をもたらしてくれると思います。
そして、まず間違いなく
その影響は後の素敵な移住を実現するために
良い効果を与えると思います。
百聞は一見に如かず!
誰かに言われたことを
鵜呑みにするでもなく、
自分で感じたことを信じていく。
これが最終的にとても大事なのです。
そうやって一つでも多くの
素敵な出会いが地方に生まれることを願っています。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん