インタビュー

伊豆市地域おこし協力隊_野本達彦

伊豆市の地域おこし協力隊でシイタケ農家で修行されている野本達彦

地域の暮らし方を発掘する

伊豆市地域おこし協力隊の野本達彦さんのプロフィール

2017年1月より伊豆市地域おこし協力隊として活動。高知県高岡郡佐川町出身。現在は伊豆市土肥地区で現役原木シイタケ農家に師事してそのスキルを習得しながら、農閑期の夏季にはホップ栽培に新規挑戦している。昨年は地元の特産物であるわさび栽培の現場でも学んだ。重機を使った作業にも精通しており、耕作放棄地となってしまった場所をユンボで開拓する作業も行なったとのこと。前職で警察官をやっていたこともあり、地元で開催されたサマーフェスティバルでは会場警備や交通整理でも活躍されている。



生活が地域に惹きつけられていった

伊豆市の魅力ってなんですか?

自分が今メインでお仕事をさせていただいている、伊豆市土肥の皆さんにはとてもお世話になっています。最初はたまたま土肥でやっているシイタケ農家の親方のところに通うだけの関係だったのですが、今では知り合いばっかりになっちゃって笑。気候も良いので、今は伊豆市の中でも別のところに住所を持っているのですが、条件が揃えばすぐに住みたいぐらいこの地域が好きですね。

伊豆市の地域おこし協力隊でシイタケ農家で修行されている野本達彦

今も面倒を見てもらっているその親方が今年地元の秋の例大祭の祭典委員長だったこともあって、揃いのハッピを着てお祭りにも参加しました。馬追(うまおい)という行事があるのですが、青年部のお手伝いとして旧商店街を4往復ぐらいしましたね笑。とても楽しかったですよ!妻が日本舞踊の名取を持っているという話をしたら、催しで踊ってほしいと依頼を受けて、当日までに準備して踊っていました。夫婦ともども大変お世話になっていますね。

実際に地域に入ってみて気づいたことは何ですか?

実は原木シイタケ発祥の地は伊豆なんですよ。今は生産量で大分に抜かれてしまったからあまり知られていませんが。寒すぎると菌が育たないので、温暖で過ごしやすい気候は大切。それに加えてシイタケがおいしく育つための湿度や風通し、日照具合がちょうど良いんです。育て方は地域ごとに微妙に差があって、丁寧な農家さんだと、常に最高の生育環境を整えるために木と木の間の落ち葉や枝をこまめに手入れされていたりします。どこにどう原木を配置して管理するかによって収穫量が全く違うので、そのバランスはとても重要です。一本の木から切り出して丁寧に並べていくその職人技には感動しましたね。

伊豆市の地域おこし協力隊でシイタケ農家で修行されている野本達彦

この太い木をチェーンソーで切り出して運ぶのが本当に大変なんです。しかも山の急斜面で。土肥の山は特に急で、まともに立ってられないぐらいです。元々警察官だったのでそれなりには体力に自信があったのですが、最初の一か月は寝返りがうてなくなるほど筋肉痛に苦しみました笑。わさび栽培も経験させてもらったのですが、シイタケほどの重労働ではなく、しかも最近は世界農業遺産に登録されたこともあって比較的高価格で取引されています。これから伊豆で農業を目指す方にはそれぞれの良さや魅力を是非知ってもらいたいですね。

伊豆を選択肢として外に伝えたい

地域のこれからについてどう考えていますか?

この原木シイタケは、シイタケが苦手と言っていた人でも好きになってしまうほどのおいしさなんです。でもその割に認知されていなくて、栽培方法どころか原木ってそもそも何?というケースも多いです。そうなると、働き口として全然選ばれない。どうしても体力がいるし、一人ではできない作業もあるので、このままだとやらなくなってしまう人が増えるばかりです。たった10年で鹿による獣害もものすごく増えました。森の植生が変わってしまうほどです。

伊豆市の地域おこし協力隊でシイタケ農家で修行されている野本達彦

だから自分は原木シイタケの魅力を伝えることはもちろんのこと、様々なことに挑戦して可能性を発掘することを心掛けています。それができるのもある意味地域おこし協力隊期間ならではだと思うので。例えば夏季のホップ栽培。シイタケが冬メインであることと、両方とも乾燥機を使用するので、可能性はあると思っています。おいしさも現場の面白さも伊豆の素晴らしさも知られていないがために選択肢から外れるのは本当にもったいないと思います。もし自分のケースを見てもらってシイタケをやりたい人が増えることに貢献できるなら嬉しいですね。

インタビューを通じて(寺田)

行動派で新しいことにも臆せず挑戦されている野本さんの姿を見ていると、こっちももっと頑張らなければ!という気持ちに自然になってしまいます!

取材当日にちゃっかりいただいてしまった原木シイタケ(野本さん、お気遣いいただきありがとうございます。。!)。家に帰ってステーキにしてみてびっくり!肉厚で歯ごたえ抜群なうえに、香りは良くクセがない!!ビタミンDや食物繊維も豊富で、無農薬なので体にも良いとのこと!野本家ではもうお肉の代わりだそうです笑 基本的には干しシイタケとして販売されているそうなので、お試しされる方は是非一度ご連絡ください。土肥地区にはフェリー乗り場があり、静岡市清水区からは駿河湾フェリーで70分!移動手段としても優秀ですが、船上からの富士山や駿河湾は一見の価値ありですよ♪西伊豆エリアの玄関口、土肥から伊豆を楽しんでいってくださいね!

伊豆市の土肥地区にある原木シイタケ農場

伊豆市地域おこし協力隊_野本達彦さんのご連絡先

・本人連絡先  TEL: 090-77804845  mail: pmen.nomoto@gmail.com





ABOUT ME
てらけん
静岡県富士市出身。仙台で建築を学んだり、信託銀行で金融を学んだり、伊豆で地域おこしをしたり。

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