こんにちは!伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は先日の松崎高校・中学校の皆さんが再集合してくれましたので、そのご報告をいたします!
元気も夢もいっぱいのアツい議論!^^ まだまだこれからブラッシュアップされていきますよ♪
現状の文化祭
正直がっかりだった。。
高校の花と言えば 文化祭!! ^^
松崎高校にももちろん文化祭があります。
その名も、、
双獅祭!!
おお!! これぞ青春!!^^ 笑
キラキラしていますね!! 眩しいです!笑
当日はこの写真よりもっと盛り上がったんだろうな〜〜
と、
思って当の本人たちに聞いてみると、、
「つまらない!!」
と一蹴。。
なんで?? みんな楽しそうにしてるのに!
その理由を聞いてみると、出てくる出てくる。^^;
- 人が来ない!(基本的に生徒のみ)
- 展示制作だけで参加した感じがしない!
- 制作費用が少なく、クオリティが低くなっている!
- みんなでオリジナルTシャツつくりたい!(制服義務)
- 販売したい!(被服食物部のみ可)
- みんなで写真撮りたい!(スマホ不可)
なんと。。 不満だらけじゃないか。( ;´Д`) 笑
若さだな〜と思う反面、「そこはいいんじゃない??」と思うこともしばしば。
やっぱり、お揃いのTシャツとか、みんなで販売とかって楽しいですよね! それがまた集客につながったりもする。 その可能性がないのはもったいないですね〜。
中学生のときに夢見ていた文化祭とのギャップがあってがっかりしちゃったと言う人も少なくないようです。。 そんな!!( ;´Д`)
なんでできないの??
そこにはいろいろな事情があるようです。
昔、ちょっと荒れていた時期に校則が厳しくなってしまった、とか
文化祭も授業の延長として考えているから、とか
スマホは高価なもので万が一のときの責任が、とか
諸々の事情があるようです。
う〜〜ん、確かに私も親や教師ではないですから、子どもたちにとって必要なものはなんだろうというところはわからないものであります。
ただ、
本人たちがつまらないって言ってるんじゃどーしようもないよね。
何事も楽しくなくっちゃですよね。 楽しくなくっちゃ思いっきり熱量かけられないし、それを超えて得られる達成感とかってけっこう重要ですよね。教育的に?
いや、しかし校則をそう易々とやぶるわけにもいかん。。
どうするか。。
とりあえず、
もっとみんなで考えてみよう!
どーする?文化祭
誰のためか
もちろん、楽しくあってほしい文化祭。
でもそれが誰かにとって有益でないのは良くないですよね。
誰かに喜んでもらえたり、得るものがあったり、思い出になったり。
その誰かって誰なんでしょう?
それをみんなで考えてみました。
すると、
自分たちだけが盛り上がってるだけじゃダメだ
という素晴らしい意見に集約してくれました。^^
なぜなら、それじゃあ誰も見てくれないからです。
誰にも見てもらえないような文化祭なら、今までのものとあまり変わらなくなってしまいます。
いろいろな人が、「お、松高で文化祭やってるな!」と思うような文化祭。生徒だけじゃなくて。 それをつくらなければアップデートできません。
その「いろいろな人」ってどんな人がいるんだろう、というところをもう少し掘り下げてみました。
その結果、
地域の人 と 地域外の人
を分けて考えることになりました。
地域の人にとって、文化祭に来たら有益と思えること、
地域外の人にとって、文化祭に来たら有益と思えること、
この二つの2軸が達成できれば、「いろいろな人」に来てもらえて自分たちも楽しめるだろう!という結論になりました。
素晴らしい!! ^^ 大人顔負けの議論です。笑
自分たちらしくあること
次に、いろいろな人たちが来てもらったときに、私たちだからこそ提供できる価値ってなんだろう、ということを考えました。
「松崎高校だからこそ、できること。。??」
なんでしょう? 生徒数285名、松崎町・西伊豆町・南伊豆町・下田市等から通っている生徒だからこそできること。
「それは、地域の良さを伝えることだ!」
みんなが今まで15年以上、暮らしてきたこの豊かな地域。
その良さを一番享受してきた自分たちだからこそわかる、おいしさ・美しさ・楽しさ。
「それを伝えることができるのは自分たちだけだ!」
皆さんがそう言ってくれました。
これまた素晴らしいですね!! ^^
「じゃあ例えば地域の良さって何??」
- 桜葉!
- 川のり!
- ジオ菓子!
- 棚田米!
- 魚!
- 鰹節!
- 塩!
- 自然薯!
- ワサビ!
- ジビエ!
- ガラス!
- マウンテンバイク!
- SUP!
- 絲コンセプト!
- 繭!
- 干物!
- みかん!
- 桑!
- パン!
- 伊勢海老!
- 寺!
- 漆喰!
- 夕日!
。。などなど!!^^; キリがなさそうなので、途中で止めました笑
「え〜挙げてみるとけっこうあるね〜」
そうなんです、そうなんですよ!!
みんなで話をしているうちに、あれもいいんじゃない?これもいいんじゃない?と盛り上がりました。 さすが地元人!!! 全く知らないこともたくさんでした。^^;
じゃあ、どーする?
さてさて、話は本題へ。
自分たちだけでなく、いろいろな人が楽しめる文化祭へ。
そして、自分たちらしく、地域の良さを伝えられる文化祭へ。
そんな方向性がなんとなく見えてきました。
「じゃあ、どーする?」
【町に特化したものにしよう!】
町や地域中の魅力が集まってくる商店街のような、
町のことを外部の人たちに向けて宣伝するような、
町に新しい風を吹き込むような、
そんな文化祭。
なんとなんと、壮大なテーマになってきました。笑
地域おこしな文化祭。
これは私たち地域おこし協力隊としても見逃せぬ。。!!( ;´Д`)
笑
勝手にギアがかかるてらけんでした。。!!
地域の宝
いつの間にか、「自分たちが楽しくありたい」から「地域のために」という方向性が生まれてきました。
すごく自然な形で。
これってとっても素晴らしいことだと思います。
そして、実はそれってものすごく稀なことで、彼らにしかできないことだと思います。
それだけ自分の生活と地域が密接に結びついている証拠。
中学生や高校生のときなんて、普通「おれがおれが」っていうもんです。 自分たちが楽しけりゃ世界なんてどーだって!というぐらいの厨二なもんです。
でもきっとこの地域ではそうではない。
あるときは地域の先輩たちから教えてもらったり、あるときは大自然の中で感じたり。
そういう豊かさが暮らしの中にあるから、身体がそう動くんだと思います。
その感覚、ずっと大切にしてほしいなあ。
そういうものをずっと紡いできたからきっとこの地域は素晴らしくて、それがある限りこれからもずっと素晴らしい。
でも、想いだけじゃどうしようもないこともたくさんあるから、一つ一つ考えて学んでいく。
少子高齢化・人口減少で社会の構造は大きく変わっています。 そうなれば、今まで通りのやり方では、ともすれば地域は守れません。
その危機感を一番真っ先に感じているのは、彼らなのかもしれない、と思ってしまいました。
そこに必死に考える姿。どうやったらいいんだろうと悩み、あれこれ言ってみること。
もちろん、まだまだ技術的には未熟なところもあって、「こうしたら良いのにな〜」と思っちゃう部分もありますが、そこは黙って見届けるのが良いのかもしれません。(←ムズイ!!笑)
「この先の予定も先に決めときましょう!」
それを本人たちから出してくれたときはとても嬉しかったです。 本気で実現しようと走ってくれてるんだなぁと感じました。
なんとなんと、忙しい3月中にもまだ何回も集まる予定です。 どうなるのか楽しみ!!
そして、彼らを応援してくれる人々を大募集しております!
是非よろしくお願いいたします。
てらけん