こんにちは!伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は丸パクリのテーマ!!^^;
地方をアップデートせよ https://t.co/G8kEZnffcR #NewsPicks #WEEKLYOCHIAI
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) 2019年2月4日
やっとやっと第3回。。!!
時間をかけて書けそうなときしかこのテーマは扱えないので大変です。。( ;´Д`)
今回は是非皆さんにご意見いただきたいと思います!よろしくお願いします!
通貨の価値
1万円は1万円じゃない!?
皆さんは「通貨」というものについて考えたことがありますか?
お財布に入っているお金ですね。
「今月ピンチだな〜。。」
そんなときにしかあんまり振り返らないかもしれませんね。^^; 笑
私は一時期信託銀行員をやっていたこともあり、少し違う視点でお金を考えるようになりました。
その中でとっても不思議だなあと思ったことがあります。
それは、「通貨の価値は一定ではない」ということ。
極論言うと、「あなたが今自慢げに持っている1万円は、明日の5,000円かもしれない」のです。
おいおい、バカなの???
そんな風にお感じになられる方もいらっしゃるかもしれません。^^;
大丈夫です、まだ普通の神経も多少持ち合わせています、てらけん。
騙されたと思って今は「へぇ〜そうなんだ〜」と思っていてください。笑
USD/JPY
少し話を変えます。
これは「ドル円」と呼びます。
例えば「ドル円が110円」みたいに使います。
要は、1ドルが110円ってことです。(その他のことは省略します)
ニュースなんかで途中流れたりしますよね。
これ、ネットなんかで調べていただくとわかるのですが、
ものすごい勢いで変化しているんです。
秒単位で。 もちろん、100円200円とかで変わるわけではないので、何銭という単位ですが。
つまり、「今1ドルいくらなん?」とか言ってる間にもすげー変化しているのです。
それだけ世界中で取引がある。めまぐるしいですね。
しかも、トランプ大統領がツイートしただけでドカーンと変化したりするんです。^^;
それが積み重なって、「円安だー円高だーー」とおじさんたちが大騒ぎしているのです。
そんな大ごとなの?
と、思ってしまうかもしれませんが、
とんでもなく大ごとです。
例えば、あなたがトヨタみたいな大企業で世界をまたいで車を販売していたとしましょう。
部下がこんな報告をします。
「部長! 今期のアメリカでの売上が1億ドルです!!」
なるほどなるほど。1億ドルか。すごそう!!^^
、、ん?でも何円なんだ??
「部長! 1ドル110円なので、110億円ですね!!」
おお!ええやんけ!!^^
「あ! トランプ大統領のツイートで、1ドル109円になりました!!」
まぁ、よくtwitterで騒がせる人だからな。1円ぐらい良い方なんじゃない?
「部長! 1ドル109円なので、109億円ですね!!」
は?
1億円どこいった??
、、という感じです。^^; (かなり雑な話ですが。笑)
トヨタさんの売上は27兆円を超えるとも言われています。
そうなると、もっととんでもない金額が一瞬で吹っ飛ぶことになりますね。。 もちろん、そうならないために金融商品がたくさんあります。興味がある方は是非一度勉強してみてください。
これが、「あなたが今自慢げに持っている1万円は、明日の5,000円かもしれない」と申し上げたひとつの理由で、ドル円だけでも変化しているのに、その他の通貨もガンガン変化しているので、極論言うと1万円は1万円ではないかもしれないのです。
(※これ以降は理系の偏屈な人間だけ見てください。笑)
USD/JPYって違和感ありません??
USD/JPY = 110[円] みたいに言われるんです。
私は最初苦しんだんですが、1ドル110円だったら、
110円/1ドル つまり [JPY/USD] の方がしっくりきません??笑
たぶんこれ、理系あるあるだと思います。単位を気にしすぎる癖。
わかりやすく、お肉を買うときを考えましょう。
アメリカでは、1ドル=100g
日本では、1円=1g
だとしましょう。
おんなじ量のお肉を買うためには、1ドル=100g=100円
ですね。
すなわち、 1[USD]=100[JPY]
よって、 [USD/JPY]=100[?]
この[単位]が問題なのです。
この数式でパッとくる人は理系っぽいですね。
そう、これだと[円]ではなく、[/]、つまり、[単位なし]なのです。
強いて言うなら、[倍]。書き直すと、
[USD/JPY]=100[倍]
もうちょっとわかりやすくすると、
1[USD]=100[倍]×1[円]
要は、 1ドルは、1円を100倍にしたもの ですよ〜
ってことです。^^; 逆にややこしい?笑
比率なのです、円ではなく。
だから、ドル円レート(rate)と言います。
たぶん、/を表記に使ったことと、円で呼ぶことと、その辺が慣習的に決まったから、理系の世界とギャップがあってわかりにくいんでしょうね。^^;
物々交換しよう!
物の価値
すみません、話が逸れました。。^^;
なんとなくは、通貨の価値が変わることをご理解いただけたでしょうか?
米ドルと比べると実感しやすいですが、少ししこりが残る部分もあるでしょう。
「いや、でも1万円札はいつでも1万円札だろ。」
と。
おっしゃる通りです。
「あなたが今自慢げに持っている1万円は、明日の5,000円かもしれない」と言っても、日本で一生暮らしていく分には米ドルと交換することがないので、変化しないように見えます。
そこが盲点なのです。
確かに1万円札はいつでも1万円です。
でも、1万円で買えるものはいつでも同じじゃないのです。
例えば、ハンバーガー。
私が小学生だった頃、マックでハンバーガーは70円で買えました。
しかし、今は100円マックです。
これを1万円札と交換してみましょう。
小学生のころ:10,000円 ÷ 70円 = 約142個
今 :10,000円 ÷ 100円 = 100個
、、ね? 42個減ってるんですよ。
もっと言うなら、ポテチみたいに価格は同じでも量が減ってるかもしれない。 そうなると、お腹の満たされ具合で言ったら42個以上減っているかもしれない。
これって規模こそ違えど、さっきのトヨタの1億円どこ行った?と全く同じ構造なんです。
ハンバーガーどこ行ったんや。。
これがいわゆる物価というやつです。インフレというやつです。
1万円で買えるものが少なくなっている。
つまり、1万円が弱くなっている(下がっている)。
そして、物価:物の値段が強くなっている(上がっている)。
ハンバーガーどこ行ったんや。。
田舎の物の価値
さて、ここからが本題です。
、、( ;´Д`)<まじかよ。。)
私たちは日本でのんびり暮らしていても通貨の価値が変化する中にいることがなんとなくわかりました。
じゃあ指をくわえて黙ってるしかないの?
そんなことはないと思います。
そんなもん、活用してこっちが勝ってやりましょう。
特に田舎こそ。
先日、ふらっと品川駅の駅ビルのスーパーに寄ったとき、デコポンが2個600円で売っていました。1個300円です。
松崎町では、探せば1個135円で買えます。(※箱買い等の条件つきです)
ほぼおんなじデコポンが。 2倍の値段差があります。
よく言われますよね、東京は物価が高い、と。
こういうことです。
同じ300円を出しても、東京では1個、松崎では2個。
円の価値が違うんです。
こんなもの序の口で、品物によってはもっと差があるでしょう。
先ほどは時代によって同じ円でも価値が変化してしまうことをハンバーガーを例に考えてみましたが、今回は同じ時代でも地域によって価値が変化することを考えてみました。
人が働く価値
東京の物価が高いことぐらい知ってるよ〜
という方も多いでしょう。
では、今回はもうちょっと踏み込んで考えてみましょう。
東京は物価が高いので、同じお金を払っても半分しかものが買えません。
でもそれじゃあ困りますよね。
例えば、東京に引っ越したら、いつも食べていた半分しか食料が買えないんじゃお腹がすいちゃいます。 極論、生きられません。
じゃあ実際は?というとそんなことはありませんよね。
その分、賃金も高い。
都内だとコンビニバイトでも時給1,000円は切らないですよね。松崎町だと800円台ですw
その条件が半分しか食べられないなんて困ることにならないように設定されていて、むしろ人が地方からどんどん集まるぐらいの水準に設定されています。
つまり、物も高いけど、それを上回るぐらいお金ももらえるしOK〜♪なのです。(※仕事があるかどうかで都内に出る人もいるので一概には言えませんが、今回は省略します)
それに見合うぐらいのお金を出せるぐらい東京にはお金が集まっている。
だからみんな出稼ぎにいくんですね。お金もらえるし。
しかしそうなると困るのは田舎。
そんなにお金を出せるほど、お金が集まっていない。
だから、もしバイトをお願いしてもとても東京と同じような水準でお金は出せない。
そうなると、賃金が低いように見える。松崎町だとコンビニバイトは800円台です。。
賃金が低いと、なんとなく貧しいように見える。。
だから田舎ヤダ! 東京さいぐだ!!!
そんな感じですよね。
いやちょっと待て
全然貧しかねーよ。
って話です。笑
なぜか。
話はもどって、物が安いからです。 東京の倍買えます。
で、物が安いってなんで?というところを考えると、
物がたくさんある
ってことなんです。(※そうじゃない場合もありますが省略します)
当たり前にあるんです、柑橘もコメも。
WEEKLY OCHIAIの中ではウニの例が出ていました。
ウニ漁が盛んな地域では、ウニなんて高級食材でもなんでもない。
当たり前にありすぎるし、むしろタダであげちゃうようなものだったり。^^; みんなウニをお金を払って買ったことがなかったりするのです。
東京の人からすると、かなりのお金を払ってでも食べたいものだけど、そこでは全然お金がいらないんです。
そうなると、別に賃金なんてなくったって食えちゃうんじゃない?ということになります。
食えちゃうなら貧しくはないですよね。
だから、
全然貧しかねーよ。
って話です。笑
だけど困ること
も、あります。
それはタダ働きが多いこと。^^;
賃金なんてなくっても食えちゃったりするから、どんどん賃金が下がっていく。
そして、下がりまくっていくと、こんなもんタダだろ!という労働が増える。
ボランティアというかサービス精神というか。
難しいですね。
半分は仕方ないところもあるのです。
東京のように潤沢にお金が集まっているわけでもないから、払うだけのお金がないのです。だから払えない。 意地悪をしているわけではないのです。
でもそうなると、東京の人が田舎に来て働くのはとても困りますよね。
普段生活する場所(都内)では物が高いから、お金が必要なんだけど、田舎で働くとお金もないし、タダで働くのが当たり前になっちゃっていたりするから請求できない。
あとは、デザインみたいな価値がはかりにくい労働だと、正しい基準で賃金が設定されない。
東京の方が割に合う仕事が多くなっちゃうってことですね。そして、どんどん人材は東京に集中してしまう。。
だから物々交換しよう
そこで見えてきたのが、物々交換です。
一回、[円]を経由するから損をしているような気分になるのです。
賃金をもらう労働者(都会)も、賃金を払う依頼者(田舎)も。
一回、[円]で計算することをやめる。
「こんなことやってもらったから、これくらいの物をあげよう!」
「これしかやってないのに、こんなにたくさん物をもらえた!」
そういう取引を増やすのです。
しかもそれを伊豆でやると何が起きるか。
伊豆の物ってめちゃくちゃうまい。
柑橘やコメひとつとっても、その辺の市場に出てるものよりうまいんすよ。^^;
だけど、何しろ大規模に展開できないから価格が高くなってしまったり、市場に出せなかったりする。
そんな通常の貨幣経済にはなかなか上げられないようなものを、物々交換という全く別の市場で取引し、掘り出す。
もっと具体的に言うなら、あなたが「農薬や化成肥料をあまり使わず高品質でじっくり育てているコメ農家さんのお手伝い」をする。
そこにかかった交通費や時給計算をしないで、そのあとは一年分のコメ契約を結ぶ。
たまに農家さんから依頼をうけるデザインの仕事をする。コメ契約の範疇で。
あとはおうちで美味しい高品質のおコメを食べる。毎日。
すごい幸せかもしれませんよ。
しかも、おいしいだけでなく安全なので、長期的な視野で見たときの医療費が減っているかもしれません。
何より、
その過程で農家さんとやりとりをすること
地元の情報を得ること
逆に、都会の情報を伝えること
みんなで楽しく過ごすこと
それらを面白がってくれる人たちでこの経済圏を形成すれば、
もっと付加価値をつくれるのです。
どうですか?
物々交換最高じゃないですか???^^
一気にQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を伊豆で上げちゃいましょう♪
結論:うまいもん食いたい
てらけんは、伊豆のうまいコメを食いたいのです。
あ、もちろんうまいポンカンも食いたいのです。
そのときに困ったのです。
こんな懐事情じゃまともに買えない。。
でもお手伝いならできる!
ということでお手伝いをさせていただいたら、とても感謝されたし、豪華な差し入れをいただいたりした!
楽しい!
そして、
うまい!!!
最高ですね。
みんなでもっとうまいもん、食べませんか??
そんな新しい価値観を共有できる方、是非ご連絡ください!
てらけん