こんにちは!伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は、地域おこし協力隊として、地元の子どもたちにプログラミング教室をやっている僕の目的についてお話していきたいと思います。
これを書くきっかけになったのは、プログラミング教室に興味をもってくださった親御さんから、下記のような声がたくさんあったためです。
子どもにプログラミングを!! なんて言われても自分がさっぱりだから何がなんだか。
この記事の中では、「なんで子どもたちがプログラミングなんてやらなきゃいけないの?」というところ解消していきます。
- 2020年から学校で必修化と聞いて気にはなっていた
- プログラミングなんて自分がさっぱりだからわけわからない
- 大切なのはなんとなくわかるけど、めんどう
Contents
プログラマーではない僕がプログラミングを教える理由

それは、この一言に尽きます。
プログラミングは、
時代が変わっても通用する技術の一つだから
時代が変わっても通用するってどういうこと?
国語算数理科社会。 勉強するといえば鉄板、という気がしますね。
そして、その教科書の内容はそう簡単には変わらないような気がしてしまいます。
でも実はそれは誤解で、かなり極論な例えをすると下記のようになります。
- 仮に、日本が完全に英語のみとなったとしたら、日本語:国語は必要なくなります。逆にすれば、英語も同じです。
- 仮に、法律がまるまる変わってしまったとしたら、社会の授業で教える社会構造も大きく変わります。歴史なんて、人が言い伝えたアバウトなところもありますから、もしかしたら今教えられている内容は事実とは異なっているのかもしれません。
- 仮に、光より早い物質が見つかると、今の理科の内容はひっくり返ってしまうのだそうです。
面白いですよね。 理科は実は何度もひっくり返ってきました。 空が動いているもんだと思っていたら、実は地面(地球)が動いていて、太陽が止まっていたんだ!とか。
ただ、唯一違うのが、数学。
これこそプログラミングに強く関連している教科になります。
数学は時代が変わっても変わらない
ちょっと頭がパンクしそうですね。
では数学を考えてみましょう。
1 + 2 = 3
当たり前ですよね。
じゃあもう一問!!
3 ー 2 = 1
当たり前ですよね。
しかし、実はここにこそ“数学は時代が変わっても変わらない”ことが含まれています。
そしてそれは、 【プログラミングは、時代が変わっても通用する技術の一つ】であることにも共通点があります。
定義とルールで物事をつくる
「数学だって理科みたいにひっくり返っちゃうかもしれないじゃんか!」という方もいらっしゃるかもしれません。
確かにおっしゃる通りで、例えば「明日から1・2・3じゃなくて、6・4・9ね〜」みたいに数学のエライ人たちが言い出したらさっきの計算問題もひっくり返っちゃいます。
6 + 4 = 9
9 ー 4 = 6
こんな感じです。
むしろ理科より簡単にひっくり返っちゃうんじゃね?? そんな気もしちゃいますね。でもそれは数学の本質がまだ見えていません。
実はこれはただ、「1が6に、2が4に、3が9に変わってしまった」というだけであって、その関係性は全く変わっていないのです。
逆に言うと、1や2を何に変えようが、その関係性は変わりません。
もっと言うなら、「明日から+やーは使わないぞ!! +は全部🐱にする!!ーは🐶だ!!」みたいに言っても数式は成り立ちますよね。
6 🐱 4 = 9
9 🐶 4 = 6
さらにわけわからん感じですが。 これこそが数学の力であり、それをもとに展開されているのがプログラミングになります。
どうしてプログラミングが必要なの?

プログラミングは数学の力を借りて組み立てられています。その力というのは、物事を論理的に考える力なんて言われたりしています。
これを獲得するためにプログラミングをやる、と言っても過言ではありません。
論理的に考える力
ロジカルに考える、ロジカルシンキング、なんて言ったりもしますが、要は、筋の通った考え方をするということです。
筋の通った考え方というのは、例えばこんなことです。
A = B そして A = C
だったら、
B = A = C
だから
B = C
こういうことですね。もし筋の通っていない考え方だとしたら、このようになります。
A = B そして A = C
だったら、
B = A = C
だけど
B は C っていうか、今日はFっぽくな〜い??
B = F ? B ≠ C ?
こういうことですね。
実は生活の中にも論理的のヒントが!
お料理をするとき、しょっぱくしたかったらお塩を入れますよね? 塩を入れたらしょっぱくなる。
どこかに行くとき、距離が短い道を通れば早く着きますよね? 歩く距離が短ければ歩く時間が短くなる。
私たちの身の回りには「こうしたらこうなる」ことがたくさんあります。
私たちはそれらを一つ一つ定義しながら使いこなしています。もう少し優しい言い方をするなら、一つ一つ名前をつけて使っています。
例えば、【塩】は【入れるとしょっぱくなるもの】です。 だから、料理に【塩】を”入れたらしょっぱくなった”。
もうちょっと数学っぽく見え方を変えてみると、私たちは、【加えること】を【+】と言い、【その答えは】を【=】というので、下記のように言えますね。
料理 + 塩 = しょっぱい
これを応用するとこんなこともできます。
水 + 塩 = □□□
どうでしょう?
□□□ = しょっぱくなるんじゃないか???
という気がしませんか?
実際に水に塩を入れるとしょっぱくなりますね。量とかそういうのは無視します。さらに、私たちは”塩が入っていて地球上の7割を占めるお水”を【海水】と呼んでいます。
こういう風に定義してお名前をつけて、じゃあその次は?と組み立てていっているのですね。
数学もプログラミングも同じ
「1と1を合わせたものは2になる」「合わせることを+と言う」
こんな風に、「こうしたら、こうなる」「こうなることをこう言う」こんなことを組み合わせているのが実は数学なんです。
プログラミングもその考え方を踏襲していて、パソコンやロボットが「ここを押されたら、こう動く」を作ってあげることをたくさん組み合わせています。
ただ、プログラミングで最も重要なのは、「こう動かしたい!」が一番最初にあって、そのために「ここを押されたら、こう動く」をつくっている、ということです。
数学の場合は、先ほどもお示しした通り、別に+が🐱になろうがなんだろうが良かったですよね? でも、ロボットの場合は違う。
お部屋を隅々まで、楽々掃除して欲しい から ルンバはあちこち走り回る んですよね。
もっと元を考えると、
人が動かなくても、お部屋を綺麗にしてあげたい!
から
ロボットにあちこち動いてもらって掃除しよう!
になっているわけです。
そしてプログラミングを始めて、それが組み上がってルンバになる。
これこそがプログラミングの本領発揮であり、僕が最も伝えたいことです。
何かを実現したくて、それに向かって必要なことを積み上げていく。
そのトレーニングを繰り返すと、実現できることがどんどん増えます。 その力さえ携わっていれば、どんなに社会が変わっても通用する人間になれるはずなのです。
ものすごい勢いで変化していく社会がやってくるからこそ、それを是非掴み取ってもらいたいのです。
僕がプログラミングを通して最も伝えたいこと

それは、最初の繰り返しになりますが、下記のことです。
プログラミングは、
時代が変わっても通用する技術
社会がものすごく変化して、ドラえもんが全部の世話をしてくれるようになったとき、僕らはパソコンもスマホも持たないでしょう。同時に、プログラミングを使ってパソコンを動かすこともなくなります。
でも、「ドラえもんにこう言ったらこうしてくれる」「ドラえもんが言っていたことはこうだ」そんなことを日々考えて生きていきます。
これは、本質的にはプログラミングのとき積み上げていたことと同じなのです。
そこまで極端に未来な例じゃなくても、「こうしたらこうなる」「だからこうしたらこうなるんじゃないか」その思考方法を繰り返せば、格段に料理上達スピードは上がります。
学力だって上がります。スポーツだって同じです。 仕事もそう。
この能力の筋トレをするのに、プログラミングを学ぶことは最適なのです。カタカタと自分で組み上げていったものが、最後に形になって見える。それをまたカタカタと修正していけばより良いものを目指せる。
料理だとけっこう厄介ですもんね。 一度焦げちゃうと元にもどしにくい。 僕が今使用しているScratchというアプリではその点とってもハードルが低いです。
これで感覚を養っておけば、本格的なところに踏み出すときもきっと役に立ちます。僕はプログラマーではないので、本格的なプログラム構築までは責任をもてませんが、「あとはこの本見てね」ぐらいまではご案内できます。
今ならネットでも十分情報は上がっています。あくまでそのキッカケと一歩目を後押しするために、僕はプログラミング教室をやっています。
さすがに何十回もやっているうちに、子どもたちの扱いもわかってきました。
是非この機会にご検討ください!

- プログラマーじゃないからこそ、一般人の感覚がわかる!
- 建築や金融といった多ジャンルを経験したからこそ論理の重要性がわかる!
- 伊豆や静岡県東部地区でも出張講座経験があります!
一応、国立大卒! 学生時代は運動より勉強が得意でしたよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん