こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
皆さんは田舎の代名詞として【仕事がない】と思っていらっしゃいませんか?
【東京なら仕事がある】と。 だから「おらさ、東京さいぐだ!」と。
、、今はそんなことありません!笑 本日はその点について書いてみたいと思います。
- 田舎には仕事がないと思っている
- 働くなら東京に行くしかないと思っている
- 実は田舎で暮らしたい、仕事があるなら
Contents
田舎に仕事がない?それは思い込みです!

地方に仕事がないというのは思い込みです。 なぜなら、
本当に仕事がなかったら人が0になる
からです。 これがほぼ結論です。
人がいるなら仕事はある
なんとなく、「わけわかんねぇこと言ってるな」という感じもあるかもしれません。笑
ただ、実際そうなのです。
【人が暮らす】。 そこには仕事が発生します。
朝、起きますね。 顔を、洗いますね。 朝ごはんを、食べ、歯を、磨きますね。
ほら! 仕事が各所に発生しています。
顔を洗う際の水は上水道を通ってきます。水道関係のお仕事をされている方がいなければ成り立ちません。
朝ごはんの食材を提供してくれるスーパーや調理用の電気ガス、食器が必要です。
歯ブラシや歯磨き粉が、洗面台には必要です。
わかりますか? この各所に仕事が発生していることが。
当たり前が仕事を見えなくする
まだそのように感じていらっしゃる方も多いかもしれません。
毎日水道屋さんが来るわけでもないし、スイッチを入れれば電気が通るし、食材や日用品だって自分で買って食べてるわけなんだから。 誰かに仕事してもらってる感じはしないな。
その通りですね。 朝の身支度の中に賃金が発生するような仕事があるようにはとても見えません。
じゃあなんで「仕事がある」と言っているのか。
私たちには当たり前すぎて、”見えない仕事”になってしまっているから なんです。
本来、「水を飲む」行為をするためには、「自分で川まで行き、水を汲んでくる」ことが必要です。 「行って、汲む」という仕事が発生して「飲む」ことができるはずなんです。
例えばそれを誰かに「仕事としてお願いする」わけですね。 「行って、汲む」→「仕事」に代わる瞬間です。
そして、それをタダでやってもらうわけにはいきませんから、「仕事」⇄「お金」を支払うわけですね。
こうなると、ものすごく仕事があるように見えます。
でも、今日の日本ではそういうことは少ないですね。
なぜなら、「水道管が水を汲んできてしまう」からです。
つまり、

こんな感じです。
食材や歯磨きについても同じですね。 本来もっと大変だったことがめちゃめちゃラクチンになっちゃって仕事として感じないんですよね。
あるいは、イチイチお金が発生しないから仕事と感じにくいとか? その辺りは皆さんの肌感覚にあう事例で考えていただけたらと思います。
まだ見ぬ仕事を探せ!

少し概念的な話になってしまいましたが、要は【当たり前の裏には仕事があるかもしれない】ということをお伝えしてきました。
だからこそ、いくら田舎とは言っても【そこに人が当たり前に暮らしているなら、その裏には仕事がある】のです。
というケースもありますが、それでも日本社会に生きている限り完全独立している方はほぼいないでしょう。 詳しくはわかりませんが。笑 今回はそういうレアケースはのぞきます。
取り上げたいのは、田舎だけど電気ガスは通ってるし、インターネットもあるよぐらいのケースです。 (つまり伊豆です)
ここからは、そんな環境に私がどんな仕事を見つけたのか書いていきます。
民宿は人手不足!
伊豆半島は基本的に観光地なので、宿泊業者さんたちがたくさんいらっしゃいます。
そして、これからの夏のシーズンは基本的にお客さんが来ます。
ですので、もちろん仕事が発生します。 でも、働き手がものすごく減っているので困っています。
「お客さんは来るんだけど、働き手がいないからあけられない。。」
そんな状況もあるぐらいです。
実際の仕事はというと、基本的にそんなに大きい規模の業者さんではありませんから、めちゃくちゃ専門職ということでもありません。 初めての学生さんでも対応できる内容です。
是非この夏、現場で体験してみませんか?^^
パソコン・インターネット周辺で助けて!
今日は、笠岡市山間部の陶山朝市に行ったら何故か既に終わっていました。
ネット情報では時間通りのはず···。
と思いきや、ネットにあったのは10年前の情報でした(^^;
継続的に情報を更新することは大切ですね。
また、それをできる人材がいないのも地方の課題なのだと感じました。
— てらだいおり@食×科学☆岡山県笠岡市地域おこし協力隊 (@teraiori) 2019年6月9日
「10年前の情報が普通に更新されていない。。」
そんなこともよくあります。 あるいは「よくわからんけど、直したい」とか?笑
場合によってはFacebookの投稿を更新するだけでも喜ばれたりするのです。 写真を撮って1投稿を作成するだけなんですけどね。笑
いつもすごいね!教えて!
今日も空き家調査依頼と自治会から空き家活用についての依頼等ありましたが、その中で一番びっくりしたのが「田舎風景写真の撮影依頼」です。
どうやら僕の写真を見てくれた方が、田舎風景写真を気に入ってもらい連絡してくれたようです。
やはりポジションを取る上で発信することが大切だと確信です
— 吉岡大 / 空き家再生しています (@BluetoTango) 2019年6月19日
こんなこともあります。
本人はそこまでゴリゴリに意識していたわけではないけど、ある人からはお願いしてでも頼みたいことだった、というパターン。
こういうことが発生するようになったのは、SNSというものが浸透しているからこそとも言えますね!
なぜ仕事がないと錯覚してしまう?

そんな風に感じられた方も多いのではないかと思います。
その感覚こそ、【田舎は仕事がない】と思う錯覚の根源なのです!
サラリーマンなら仕事なのか?
私はここに甚だ疑問を感じます。
- スーツを着て、
- 満員電車に乗って、
- 残業後の飲み会までこなせば、サラリーマンの出来上がり!
それを繰り返していれば、会社に雇ってもらえて、給料が支払われて、定年まで徐々に昇給していく。
そのスタイルで40年間勤めあげられる社会はもう日本にはありません。
つまり、ただサラリーマンをしていても仕事をしているとは言えないのではないかと思います。
私がサラリーマンをしているときにも多かったんです、サラリーマンのためにサラリーマン仕事をしている人。
部長に稟議を上げるために、課長の許可をいただくための、資料を作成する係長に、お願いをするためのメールを添削する仕事を教える先輩
みたいな?笑 ちょっと盛り気味ですが、ニュアンスで感じ取ってください。
このフローを段どることがサラリーマンとして仕事をしている、と考えている方も多いのですが、今ならグループLINEで協議すれば終了なんです。
きっとここも世のサラリーマンの皆様からは糾弾されそうなのですが。^^; 笑
「サラリーマンってそういうこともあるらしい」ぐらいにとどめていただければ良いのですが、
農家さんが農作物をつくる、という明確な価値生産に比べて、サラリーマンって調整役みたいな仕事をしている場合も多くて、けっこうそれって今のテクノロジーがあればいらないんだよね、っていう話です。
仕事=サラリーマンという思い込み
少し話がわかりにくくなりましたが、とにかく今の大人たちの中には「サラリーマンである=仕事をしている人だ!」という方程式が刷り込まれすぎです。
それがとうとう逆転して、「仕事=サラリーマンでいることだ!」になっているように見えます。
でも実際そうでもなくて、私がサラリーマンをしていたころは、自分の4倍以上もらっている1,000万円プレイヤーの次長クラスの上司が、目の前の席で寝ていました。 笑
それでも仕事をしているって思いますか? 寝てるんですよ?
それでも給料が発生する。 それって仕事をしているのか。。?
そこを一度考えてみても良いのではないかなと思います。
仕事=何かを解決することだ!
もっとシンプルに考えましょう、仕事ってなんですか?
そう考えると、最初の「水を飲む」ことにもどってきます。
「水を飲む」ためには、川まで「行って、汲む」。 これこそ「仕事」の原型です。
「何かを得る」ために、「何かをする」
そう、「目的」を「解決する」ことこそ「仕事」なのです。
こう考えると、SNSや写真も十分条件を満たします。
- 「知ってもらう」ために、「SNS投稿をする」
- 「みせる」ために、「写真を撮る」
こういうことですね。
難点:お金が発生しない仕組みになっていること
まだなんとなくそんな気がしますよね。
その一番のネックなところが、今はまだお金が発生する仕組みになっていないことなんです。
言い方を少し変えると、お金を払ってまでやってもらうこととは認識されていないんです。
「水を飲む」例で言うと、ごく自然な感じで「行って、汲む」をやってもらったら「大変だったからお金払わなきゃね~」とお話しました。
でも、冷静に考えたらおかしくないですか?
確かに「行って、汲む」は大変ですが、その人が本当に大変だったかどうか、あるいはお金を払う必要があったかどうかってわからないじゃないですか。
「行って、汲む」をしてきてくれたから「大変だったね~」となっていたわけですが、実はその人が誰かに「行って、汲む」をさせてお金だけもらってるかもしれないじゃないですか。
要は、その人は「ただ水を渡した」だけだったりとか。 その可能性もあります。
でもお金を払ってしまう。
それはつまり、【なんとなく、水を買ったらお金を払うが当然】と思っているからなだけなんです。
逆にいうと、【SNSに投稿してもらうのは、お金を払わないのが当然】と思っているのと同じです。
どっちもどっちで、【当然ではない】。 けど慣習的にそうなっている。 それでお金が発生する仕組みになっておらず、お金が動かないと仕事って感じがしないんですね。
東京だとお金が動いてしまう
ここがさらに厄介なのですが、お金が動かない仕組みになっていると言った一方で、そうではない環境があります。
それこそが、東京です。
写真家、イラストレーター、インフルエンサー、Youtuber、、
そういう方々がけっこう良い車乗っていたりしますよね。笑
田舎ではあり得ない職業ばかりです。 それでも、水を汲んできてほしいのと同じくらい(東京では)人から欲されるから仕事として成り立つんですよね。
当然お金も動く。 それもけっこうな金額。
そして、若い人たちってそういう稼ぎ方をしている人たちに憧れちゃいますよね。
その人たちを目指し、そういう仕事をしていることを働いていると呼び、そうじゃないことは仕事として認識できない。
この結果、【やっぱり田舎って仕事がないよね】と若い人を中心に考えてしまうのです。
それって「仕事がない」んじゃなくて、「自分が思っているような仕事がない」だけであって、「仕事はある」んです。
そして、「自分が思っているような仕事があった」からと言って、それが「あなたにとって理想の働き方ではないかもしれない」ということも注意しなければいけないのです。
難しいですね。
そういうたくさんの要素を考えて「仕事」や「暮らし方」をそれぞれ見つけていかなければいけないのですが、どうしてもお金が稼げることに傾倒しがちですよね。
この機会に考え直してみるのはいかがでしょうか?
田舎だからこそ「あなたが思っているような仕事が眠っている」のかもしれませんよ!^^

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ご連絡お待ちしております!
てらけん