こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は、ものすごく大胆な提案をしていきたいと思います!
題して! 【伊豆オリジナル通貨・izuをつくろうぜ!】プロジェクトです!笑
- 生産者として何かを生産している
- 地域の価値がもっと評価されて良いと思う
- 地域が衰退していて困っている
Contents
商店街クーポンじゃない!地域通貨に必要な役割とは?

地域通貨に求められる役割が、商店街クーポンと同じように考えられることが多いですが、実はそれではいけないと私は考えています。 なぜなら、
商店街クーポンは地域の疲弊の元だから
です。 そうではなく、
地域通貨によって、地域が盛り上がってほしい!
のです。
商店街クーポンは地域の疲弊の元
という話はよく聞くのではないでしょうか?
- 1,000円分のお買い物をしたら100円割引券
- 1,000円お買い物をするごとに抽選券一枚
- このお店で買い物をすると他の店でOOをサービス
期間限定のものも含めていろいろな企画が打ち出されますよね。
私もけっこうポイントを貯めたりするのが好きなので、抽選会とか地味に楽しみにしています。笑
そういう楽しみを提供してくれていることにはもちろん感謝しているのですが、、
実はそれ、やめていただきたいのです。
なぜなら、それが地域の活性化につながっているように思う裏で、地域の衰退を招いてしまっているからです。
余裕がないのにギャンブルしちゃダメ!
こう言われると「そりゃそうでしょ!」と思いますよね?^^;
お金持ってないのに、パチンコに毎日行って、、という人がいたら誰でも叱ると思います。
活気がない商店街でクーポン券を発行するのも全く同じです。
表面上だけ評価するならそうなるかもしれません。
普段の閑散としているときより、お客さんが出入りして、会わないような人とお話できて楽しくて、、
その楽しい記憶だけで何もかも誤魔化していませんか?
「クーポン券をつくる」ということの流れの中には、いくつもの仕事が発生しているはずです。
- クーポン券用の紙をデザインし、印刷する
- 協力してくれるお店に出向いて置いてもらう
- お客さんたちに周知する
- 配る or 使ってくれたら交換する
- 景品を用意する
企画を考えるまでの間に会議を重ねれば、その分仕事は積み上がっていきます。
そういうものの人件費を計算していったら。。?? 大赤字になってしまうでしょう。
気持ちで地域は活性化しません!
いやいや、 そういうのがツライから人が減って活気がなくなっているんですよ?
先ほど箇条書きにしたような仕事を、無給でやっても良いぐらい時間もお金も余裕がある人たちの集まりなら私も何とも言いません。 それこそ、みんなで楽しくやるのが一番です!
しかし!
今皆さんはそうじゃないですよね?
活気がなくなっている状態にあるんですよね?
だったら気持ちや感情で訴えるのではなく、冷静に効果のある取り組みを探しましょう。 世の中、楽しかったらOK!というほど甘くはないですよ。。
どうして効果のないクーポンがまだ導入されるのか
これは大きく分けて三つぐらい理由があると思います。
他に策が浮かばないから
「なんとかしなきゃ!」という気持ちはあっても、何をすれば良いかわからず、とりあえず良さそうなものをやってみている状態ということですね。
うまくいっている例を真似ることはとても良いのですが、
- どうしてうまくいっているのか?
- 本当の目的はどこか?
- 他と何が違うのか?
その本質の部分を読み込んでこそ意味があります。
そのためにはとにかく勉強&謙虚です。 情報を集めまくり、そして自分たちじゃ何もできないという姿勢でいろいろな方にお願いをする。
実に基本的な作法ですが、それしかないと思います。
その意味で、「ただ良いと言われているものを真似てやっている」という状態でうまくいっていないのは、勉強不足&傲慢ですね。
客観的なデータで振り返りができないから
実際にやってみて、どれだけ効果があったのかを冷静に分析できない状態ですね。
これも実は勉強不足&傲慢からくるものなのですが、、
- 何人の来場者があったのか
- いくらの売り上げが上がったか
- やる前と後でどう変わったか
- 現場の人たちはどう評価しているか(不満こそ忠実にヒアリングする)
こういうことができていないと、「なんかたくさん人来たし、みんな楽しかったから来年もやろ!^^」ということになってしまいます。
そこを曖昧にする根底にはおそらく、失敗したりうまくいかなかったりすることに真正面から向き合いたくないという気持ちがあるのです。
でも、それじゃあダメなんです。。
数学が苦手だ、と言って毎回テストの点数を見ずにいたら、確かにその場は楽かもしれませんが一生数学ができる人にはなれません。
だいたいそういう人に限って「世の中は数学より大切なものがある!」的な話になるのですが、数学だってなんだって大切なものなんですよ、、
何もしてない感を消すため
と謎に批判をしてくる人たちが一定数います。
そういう人たちに対して、「私たちなりに何かやってるけど、なかなかうまくいかないんですよ」と言い訳をつくるためにやっていたりします。
そもそもでいうと、謎に批判してくる人が悪いですし、その人もその地域に住んでるんだから「お前こそ批判してないで自分で活性化させろよ」という話なのですが。^^; 笑
ちょっと話は変わりますが、そういう人は相手にしないのが得策です。
結局何もしない上に、何をやってもいつも批判してくるからです。
そういう方は無視しちゃって大丈夫です。笑
「無視なんてしたらもっと機嫌を損ねちゃうから怖いよ、、」そんな風に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫ですよ。そういう人って地域の中でも嫌われてるので。
ちょっと話はそれましたが、言い訳作りのためにクーポン施策を講じていることがあるのも残念ながら事実です。
そして、それが毎年繰り返されていたりして、人が減ってしまう原因になってしまっていたり。。 善意なのに残念ですね。
そのジレンマについては下記の記事の中で、ONEPIECEを例に解説してあります。 是非ご覧ください。
地域通貨をつくって外貨を稼ごう!

商店街クーポンを否定したいのが今回の目的ではありません。
どうやったら商店街を含む地域が元気になるか?
それを考えると独自の地域通貨をつくった方が良いと私は考えています。
地域に価値はすでにたくさんある!
そんな風にお考えの方も多いですが、実際には地域に価値はたくさんあります!!
評価を受けていないだけなのです。
私は伊豆に来て、初めて知る「うまい!」をたくさん見つけました。
きっと皆さんが驚く価値ばかりだと思います。
こういうものを体験するたびに、地域に価値がないのではなく、評価を受けていないだけなんだということに気づきました。
そもそも価値がないところに価値をつくるのはとっても大変ですが、そこに価値があるならそれはチャンスがあります。
だからこそこうして皆さんに訴えているのです。
評価する基準は自分たちでつくっちゃおう!
日本でものをつくると、どうしても「日本円」で対価をもらいたくなっちゃいますよね。
なっちゃうというか、そうするしかないと思いますよね、普通。
それこそが地域の落とし穴なのです。
なぜなら、日本円が一番集中しているのは、地方ではなく東京だからです。
しかも桁違いに。 そうなるとどんなことがおこるか。
日本円がある東京の基準で評価されることになります。
- 東京ではこうだから、地方ではこうだろう
- 東京ではOO円だから、地方では△△円だろう
- 東京ではこれが流行りだから、地方でもこれが流行りだろう
それが必ずしも悪いとも言いませんが、少なくとも傾向としては東京優位の基準になってしまうはずです。
「そんなに安く見積もられたら地方が困るよ。。」という状況だったとしても、東京判断で評価が妥当であればOKになってしまうかもしれないのです。
それってどこか、負けが決まってるレースのような感じがしませんか?
おそらく、東京の人々が悪意をもってそうしているとは思わないのですが、事実としてそういう状況になってしまっているのかなと思います。
だからこそ! その根底を覆さなければいけないのではないかと思っています。
さあ!地域独自の通貨をつくろう!
そうですよね、誰もやらないですよね。
、、だからこそ! やる価値があるのです。
何も今すぐ日本円に代わるような通貨をつくろう、というわけではありません。
みんなで面白がって、独自通貨で交換できる範囲のものを交換していこう、という話です。 無理なく、ですね。
最初は2人かもしれません。
でも、友達を一人追加して、その友達がさらに友達を追加して、、、そんな風に始まって数が100人になったらどうでしょう?
少し話が変わってきますね。
投稿つくりながらこれは面白いかもと思いました。
そもそも「地域の独自通貨」というスキームを確立させて発行させてこそ通貨が強固になるだろう、と考えていたのですが、
逆に、先に地域にガンガン流通させちゃって、「わしらはこの札じゃなきゃ嫌じゃ!」みたいなマインドをつくる方が良いかも、と https://t.co/QwnqonoSPR
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) 2019年7月11日
最初っから全部を完成させてではなく、皆さんでつくっていく。 一歩ずつ進めていきましょう!
地域通貨のメリット
自分たちで価値を決めることができれば、日本円をどんどん稼ぐことができます。
例えば、1izuという通貨があって、1izu=キンメダイ1匹、1izu=わさび1本、というように交換できるとして、キンメダイもわさびも【絶対にizuでしか交換できない】とすれば、価値は爆上げします。
1izu=1万円であれば、漁師・農家に1万円わたる。要は地銀というより経済圏をつくりたいのです。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) 2019年7月11日
そもそも価値が高いものは地域にあるので、値付けをするだけです。 これはチャンス!^^
そして、それが儲かるとなれば、生産者の皆さんに富が行き届きますし、漁師・農家になった方が良いと考える人が増えます。
さらには、田舎の方が生産がしやすいということに気づき始める人が増え、移住する人が増えます。
人が増えれば、地域内で生産できるものがさらに増え、どんどん価値を輸出できるようになります。
さあ! 動き出すなら今ですよ!!
その点地銀は最大のチャンスだ!
なぜなら、すでに地方の生産者の方々とネットワークがあり、さらには資金もあるからです。
独自の通貨を使うネットワークを構築し(EUみたいなイメージです)、循環させ、そこでしか買えないような仕組みをつくっちゃえばいいんですね!
補足:地域内流通ではなく、地域外進出を目指そう
【商店街クーポンが良い】と考える人の大きな理由が、「消費を刺激するから」なのではないかと思います。
でも、そもそも人が減っていくので、どう消費を刺激しても限界がきてしまう恐れがあります。
だから、もっと発想を変えて、「どうやって自分たちの価値を高く売り出すか」という視点で【地域通貨を発行する】ことを考えてほしいなと思います。
(本当はもっとストレートに言いたくて、楽して稼ごうぜ!って話なのですが、田舎ってそういう言われ方が嫌いなので、かなり遠回りしました笑)
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てらけん