考え直したいこと

【地方のリアル】毎月16日はイオンが儲かる!?その理由と影響とは。【桶屋理論】

地方経済のリアル

こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。

今日は7月16日!^^ 毎月16日って、地方においては重要な意味があるんです。

地方で商売される方は必読!? 解説していきます。

こんな方におすすめ!
  1. 地方で活動してみようかなと思っている
  2. 地方で起きている実態を知りたい
  3. 地方経済に関心がある



毎月16日はイオンが儲かる!?その理由と影響とは。

地方に行くと必ずと言っても過言ではない、大型ショッピングセンターの王道・イオン。

松崎町には「マックスバリュー松崎店」さんがあり、その店舗の中には100円ショップのダイソーさんも入っています。 これはよくある光景なのではないでしょうか。

その店舗が毎月16日に車で賑わいます。 なぜなら、

毎月15日が年金の受給日だから

です。

是非行ってみて!

今日の結論はもうすでに出てしまったようなものです。^^;

本当にびっくりするのですが、16日は人が多いです。(15日もかな?)

実際に、私の妻がダイソーで働いており、数字としても売り上げが毎月大きいそうです。

「20日30日セール」や「火曜水曜市」でも何でもない16日が混み合う。 これが地方のリアルです。

当たり前で終わらせてはいけない!

まあ別に悪いことじゃないし、そういうものだってことでいいじゃん

という問題ではありません!! その事実から見えることはたくさんあります。

  • 消費行動の前提が年金になって良いのか?
  • 真っ先に買い物をするのがイオンで良いのか?
  • 地域に資本が循環しない

少し考えるだけでもこのような問題が見えてきます。

つまり、「16日にイオンに人が集まっているのが当たり前」ということをどう疑い、議論していくかに地方活性化のヒントがあると言っても過言ではないのかもしれません。

早速ひとつずつ見ていきましょう。

消費行動の前提が年金になっていて良いのか?

今まさに世間でかなり話題になっている年金

制度的な良し悪しは政治家の皆さんにお任せするとして、ここでは年金が果たして私たちの幸せな生活に対して効果的なのかどうかを考えていきたいと思います。

ともすれば年金家畜に

皆さんは考えたことがありますか? 何もしなくてもお金がもらえるという状態を。

今まで頑張っていただいたからいいじゃないか!

そんなご指摘をいただきそうですが、私はそうは思いません。

今まで頑張っていただいたからこそ、これからもご活躍いただいて、価値を生みだしてほしいなと思います。

何もしなくてもお金がもらえるという状態は、楽なようでけっこう地獄だと思います。

私は勉強に例えるとわかりやすいのですが、何にも勉強をしないと本当に知識が更新されず、ただ同じことを続けているだけの人間になってしまうのです。

  • 過去に起きた歴史を知る
  • 新しくできた技術を知る
  • 他の考え方を知る

こういうことを繰り返すことで、次の話題へ次の楽しみへと進んでいくことができる人間になれます。

しかし、勉強しないとゼロ。

ありきたりなことを、ありきたりな言葉で話すだけ。 それってただ時間を過ごすだけで寂しいなと思ってしまいます。 楽なのかもしれませんが、、

文句が増える

人間不思議なもので、モノに恵まれると心が貧しくなっていったりします。

当たり前のようにお金がもらえるようになると、もらえなくなることに対して不満を感じてしまう。

「黙っていてもお金がもらえる」なんていう条件になったのは、人類の歴史上でもかなり新しい状況なわけで、

黙っていてもお金や価値がもらえることなんて今までなかった はずなんです。本来は。

もちろん、体力的に衰えていくのは避けられませんから、できることは変わってきます。

でも、全く何もできないわけではないはずです。

  • 農作業の局所的な作業のお手伝い
  • 屋内でもできる軽作業
  • 子どもの見守りや家事の補佐

いつも大変お世話になっている蔵らの青森さんは、80歳を超えていらっしゃいますが、昨年からLINEを使いこなし始めました。 ^^; 笑

人間は行動をやめたときに退化していくし、行動し続ければいつまでも進化していけるんだなということを実感しました。

現に、青森さんからはいつも学ばせていただくことばかりです。 素晴らしいですよね。

それがある意味「年金をもらって黙って何もしなくても良い」状況が強制的につくられてしまうので、私はあまり良くないのではないかなと思います。

地域全体としても進化が止まる

毎月黙っていてもお金がもらえる消費者が、毎月黙っていても消費してくれるとなれば、地域で商売をやっている人も進化が止まってしまいます。

先ほどの個人レベルと構造は全く同じです。 むしろ商売の方が深刻。

今の時代、日本だけでなく世界とも当たり前に競争する社会です。

そんな厳しい環境の中切磋琢磨し合って、より良いサービスを消費者に提供していく。

その中で失敗もするし、成果が出なかったりもするけれど、少しずつ改善していって進化していく。

こんなことが外では起きているのに、地方の中ではそれが全く起きないことになってしまいます。

要は「井の中の蛙大海を知らず」ということですね。。

個人がそれで楽をする分には影響が小さいですが、地域の経済がそれでは影響が大きくなります。 なんとかしてほしいものですね。。

真っ先に買い物をするのがイオンで良いのか?

これは別に「イオンの商品が悪い」と言いたいわけではありません。

私もよくお買い物をさせていただきますし、安くて便利でとても助かっています。

ただ! 「それだけがお買い物じゃないでしょう?」というお話です。

もっと幅のある買い物の方が楽しいよ!

  • 好きなアーティストのアルバム
  • ガンダムのプラモデル
  • おしゃれな洋服

お金を一生懸命貯めて、そういうものを買うときってとても楽しいですよね。^^

年金の受給日ということは、即ち「給料日」ということです。

おっしゃ!先月も頑張ったな。今日ぐらい焼肉でも行くか!

こんな風にワクワクする日のはずです。

その感覚があるからこそ、わざわざ16日におでかけするのではないかなと思います。

でもその行き先が一つしかない。。

それってちょっと残念過ぎるなあと思いました。

他に選択肢がないという事実

カフェや美術館、映画館のような選択肢が地方には少ないです。

あるいは、あっても気軽にアクセスできなかったり。。 電車やバス、タクシーが少ないですからね。

だから、「仕方なくイオンに集まる」人も多いのです。 良い商品が多いので、別に悪いことじゃないんですけどね、、

アートに触れるという体験は人生においてとても重要です。

アートの定義とは?

「価値観が変わるほどの、元に戻れなくなるほどの、深い傷をつけること」

—宮台真司さんの言葉より(解説はこちらの記事

こういう体験があって、何か新しいものを獲得したり、考えが変わって好転したりするのですが、近くにそれがないことによって最終的には機能不全に陥ってしまいます。。

残念ですね。。

地域に資本が循環しない

これはよく聞く話かもしれません。

もはや当たり前の話かもですが、触れないわけにはいかないので書いていきます。

地域で価値が生まれなくなってしまう!

ものすごく極論ではありますが、

Aさんが畑でキュウリをつくって、

Bさんがそのキュウリを100円で買った

とすれば、地域の中にキュウリ1本分の価値が生み出されたことになります。

さらには、

Aさんが100円を払って、

Bさんのトマトを買った

となれば、地域の中にキュウリとトマトの価値が生み出されたことになります。

これが年金+地域外企業の場合、地域外からもらったお金で地域外の価値を消費することになり地域内で価値は何も生み出されません。

そして、農作物の場合、価値を生み出してくれるはずの土地で生産活動・耕作が行われないと一気に荒れ地と化してしまいます。

イオンさんは素晴らしい企業なので、そこがダメだ!と言いたいのではなく、この【生産活動が地域内で行われなくなる】ことが一番の問題なのです。

一度耕作放棄地になってしまうと、改めて生産を行えるようにするためには何年もの時間がかかります。

むしろ、草刈りのような維持管理コストがかかってしまいます。。 生産もしていないのに、です。

地域のことを真剣に考えるのは地域の人です

あなたがもし、本社を東京におく企業の責任者なら、最終的には本社でどう利益を出していくかを考えるはずです。

そうでないと、自分が困ってしまうから。

余裕があるときは良いかもしれませんが、そう選択せざるを得ない局面もくるはずです。

イオンさんが悪代官のように地方からピンハネしているとは思いませんが、もしかしたらそうなるかもしれないリスクがあることも考えなければいけません(もしかしたらすでにそうかもしれません)。

というより、自分たちの生活を支える商品を、地域外にお任せしてしまっている現状に、もっと真剣でなければいけないのではないかと思います。

自分たちの地域で、地域ならではの価値を生み出す。

それを一人一人が意識していけば地域が変わっていくのですが、残念ながら現状ではそれをおこすための資本も意思もなくなってしまっているように感じます。

結論:イオンを追い出すではなく、共創を

いかがでしょうか? 地方で起きているリアルな状況を少しでもご理解いただけたらと思います。

最後に改めて強調したいのですが、私はイオンの皆さんの取り組みを批判したいのではありません。 むしろ、いつも大変お世話になっております。

じゃあ何が言いたいか? というと、

イオンが生活を便利にしてくれた分、価値を生み出せよ

ということです。

イオンのスーパーができたことで、私たちはいつでも新鮮なお野菜を土に触れることなく手に入れることができるようになりました。

つまり、食べ物を生産するという工程が省略されたのです。

同じように、洗濯機・掃除機・冷蔵庫等も普及してかなり生活が楽になっています。

じゃあそれで空いた時間はどうしていますか?

ここが一番問題です。 その空き時間でしっかり価値を生産していますか?

ただ降ってくるお金を毎月消費するだけになっていないでしょうか。 そう考えると地方の問題の根深さがさらにご理解いただけるのではないかと思います。

寺田健悟てらけん

地方のリアルな部分については地域おこし協力隊におまかせ!

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  1. 住んでいるからこそ知り得た情報!
  2. 毎日生活することで見えてきた問題がわかります!
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てらけん



ABOUT ME
てらけん
静岡県富士市出身。仙台で建築を学んだり、信託銀行で金融を学んだり、伊豆で地域おこしをしたり。

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