こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
当ブログ記事内では、
「私てらけんが地方で暮らす中で気づいた違和感」
をできるだけそのままの姿で皆さんにお伝えしてきました。
それは、「地方ってだからヤダよね~」と言いたいわけでは決してなく、
本当に危機が迫っていることへの警鐘と、
その事実を見て見ぬふりをしている側面があると感じたためです。
確かに波風を立てるような表現もあってご迷惑をおかけしましたが、
この先20年を考えた時にどうなのか?
という視点で是非一度ご覧いただけたらと思っています。
今日はそんな情報を良い機会なのでまとめてみました。
真剣に地方を考える人こそ、是非ご覧いただきたいと思います。
- 地方にあるリアルを知りたい
- 危機感はあるけど実態がわからない
- なんとかしなきゃいけないとは思っている
Contents
まちづくりを行政に任せてはいけない!?
「まちづくり・地域おこし」というと、
まっ先に「行政の仕事」と思う人は多いはずです。
私も現地に入るまでは普通にそう思っていました。
しかし、冷静に考えるとおかしな話です。
もし、行政がまちづくりのプロであるなら、
そもそも地域おこし協力隊なんて外部の力は必要ないはずなんです。
それどころか、行政はずっと昔から地域のそばにあったわけですから、
今のように地方の少子高齢化・過疎化なんて防げたはずなんです。
それが今、できていない。
そこを冷静に考えれば、行政にまちづくりはできないことが自明です。
どのギャップについて経験から書き起こしてみました。
是非一度ご覧ください。

地方に巣くうボランティアという悪魔
というと、一見地域が盛り上がっていうように見えたりします。
しかし、それは危険な兆候です。
端的に言ってしまえば、
ボランティアで保っているような事業は必ず限界がきます。
自分たちが好きでやっている分には全く問題ないのですが、
それがずっと続いたり、人によって状況が変わると、
一気に関係性が崩れます。
活用方法と撤退方法、
そして、参加している人々が気持ちよく参加できる環境を目指しましょう。

また、ボランティアが目的になってしまい、
お互いがお互いの首をしめてしまう様相を、
人気漫画ONEPIECEのシーンから考察してみました。

もし良かったらこちらも合わせてご覧ください。
個人的にはハマっています。笑
無料のワークショップは危険です。
世の中「タダより怖いものはない」をまさに痛感した瞬間です。
私のように地域おこし協力隊をやっていると、
都合の良い便利なコマとしてよくワークショップに呼ばれがちです。
最初こそ、「地域のためになりそう!」と思って真面目に意見を出していましたが、
途中から、「これはただ話を聞くだけの会だ」という実態がわかってきました。
合意が欲しいのではなく、合意したという事実が欲しいってパターンは、大抵行政予算絡み。 https://t.co/GFluavYkFk
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) July 27, 2019
そもそも着地点は用意されていて、
それに向かっていくだけの作業。
そして、そこから外れないように調整される会場。
こんなに無駄な時間はありません。
しかし、それをなんとなく察する方法もあります。
- 急遽予定が決まる(年度末とか特に)
- いつも同じようなメンバー
- 議題が曖昧、事前に共有されない
詳細は記事の方をご覧ください。

20代が真剣に地方財政を考えないといけない理由
と! 思っているそこのあなた!!
そんなことを言っていられない状況にもう片足突っ込んでいます。
私も今までは漠然と
「田舎ってヤバイんだろうな~」
ぐらいに思っていたのですが、
実際に数字を目の当たりにするとかなりヤバめです。
しかも、これを現時点では全く改善する傾向になく、
明らかに後回しにしているからさらに問題です。
松崎町で言えば、さらに悪化させているような側面も。
取り返しのつかない事態になってからでは遅いのです。
少しだけ真面目に、考えてみませんか?

500回RTしたい空き家の話
皆さんの身近に空き家はありますか?
「あるよ!」という方は、是非この記事をご覧になって一度考え直してください。
空き家を放置することは百害あって一利なしです。
全国の地方で空き家が問題視され、
段々と空き家活用の動きがあるようにも思えますが、
これから空き家が増える度合いに比べたらまだまだです。
そして、
とすぐに危機感を感じにくいのが一番の難点です。
空き家に突然火をつけられたらどうしますか?
これからの季節、何かが突然化学反応するかもしれません。
知らなかったで済まされる事態じゃなくなっちゃうかもしれません。
うまく活用できれば宝の山!^^
地域の資源として活用してみませんか?

地域おこしイベントはターゲットを明確にすべき理由
地方創生や地域おこしといった活動が盛んになるにつれ、
各所でイベントや企画が実施される機会が増えました。
それは素晴らしいことなのですが、
しっかり計画・ターゲット設定をしないと、
むしろ逆効果になってしまいます。
とりあえずやればいいや
と思っている企画があれば今すぐ見直してください。
何百人の動員客数があったって、
一回キリで終わってしまったり、地域が疲弊するようなイベントは
モチベーションを下げるばかりです。
残念ながら、実際にはそういう事態が多発しています。
この記事の中では、
具体的に成功事例もピックアップしながら解説していますので、
イメージがしやすいかと思います。
今企画に関わっている人も、これからという人も、
是非一度ご覧ください。

田舎に嫁ぐと楽じゃない!?
日本社会全体を見てもそうですが、
地方は尚更男性社会の色が強いのが実情です。
今までの文化や成り立ちもあるのですぐには難しいかもしれませんが、
これからの社会を考える上で、今必要なことを議論しなければ
いけない世の中になっています。
- 仕方ない
- みんな頑張っている
- これが当たり前だから
そういうものが積み重なって暮らし辛さにつながっているかもしれません。
日本人の女性はなんとなく「声をあげにくい」風潮があります。
まだまだ拾えていない声がたくさんあるはずです。
実際に支えているのは女性の力なのに。。
過去の慣習に囚われるのではなく、
これから誰もが生きやすい社会をつくるための議論を
今すぐ始めましょう。

地域産業に潜む闇
地域の伝統産業は、素晴らしい価値を守っている一方で、
悪しき慣習を引きずっている場合もあります。
当事者に悪意がなくても、です。
- 現代社会のニーズに合っているか?
- 無理やり過去のやり方を踏襲していないか?
- 若い世代にも引き継げるような体制になっているか?
今うまくいっていない場合は、
これ以外にも様々な切り口から見直せば、
きっと原因が見つかるはずです。
その瞬間は痛みを伴ったり、
めんどうだなあ、、と思うことも多いかもしれません。
でも、20年後の地域を考えたらどうでしょう?
今手をつけておけば、きっと未来で感謝されるはずです。
臭い物に蓋をするだけでは物事は前に進みませんよ!
そして、案外、見方を変えたらコロッと解決の糸口が見えたりします。
是非是非、我々地域おこし協力隊なんかも活用してみてくださいね!
記事の中では具体的に桜葉産業をピックアップして考察してみました。
ご自身の地域の産業と照らし合わせてご覧ください。

会議が会議じゃない不思議な物語。
サラリーマンが少ない地方ならではの不思議な物語です。笑
(まぁ企業も大概かもしれませんね)
ゆったりした雰囲気は、暮らすにはピッタリですが、
その一方で弊害もあります。
一長一短というやつですね。
これから人が減っていくので、働き方改革は必須です。
皆さんの時間は有限です。
ということは、あなたの隣にいる人の時間も有限です。
そして、私ももちろん有限です。
今は使えるツールもたくさんあるので、
効率化しようと思ったらいくらでも効率化できます。
「めんどくさいなぁ、、」と思う気持ちもわかりますが、
将来への投資と思ってここは決断しましょう。

耕作放棄地って知っていますか?
耕作放棄地はただの空き地とはわけが違います。
端的に言うと、
将来にわたって価値を生み出す装置を腐らせている
ということです。
確かに放置したからと言ってコストがかかるわけではないですし、
一見すると、自然豊かな風景にも見えます。
でも、実際には非常に大きな問題が発生しているのです。
食べ物を作ることができなくなる。
スーパーやコンビニで
当たり前に食材を買いそろえられることに慣れてしまった現代人にこそ、
一度基本に立ち戻って考え直してもらいたいなと思います。
耕作放棄地はすぐには元に戻せません。

いかがでしたか?
地方には魅力がたくさんありますが、
その一方で課題も山積しています。
私たちは、そのことをもっと強く意識しなければいけないと思います。
私自身も現場に入って初めて気づきました。
そして、これらの課題は氷山の一角。
もっと深く、そしてたくさんの問題を抱えています。
「大変だなぁ、、」と思いますが、
一つ一つ地道に取り組む以外に対応策はありません。
是非皆さんにもこの機会にお力添えいただけたらと思います。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん