こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
昨日から始まった、
木下斉さんによるオープンチャットが
大変勉強になります。
オープンチャット「稼ぐまち駆け込み寺」を始めまてみます。各地で孤軍奮闘するみなさま、こちらへどうぞ。試しにやってみます。下のリンクから参加できます。https://t.co/uywl8K9kqO
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) August 23, 2019
まさに今日課された課題が
素晴らしかったので、
すぐに取り上げたいと思います。

【本日の修行課題】
以下の内容を読んで地元の状況など、自分の体験をシェアしましょう。
地方は儲からない「イベント地獄」で疲弊する 現場がボロボロになる3つの「危険な罠」とは | 地方創生のリアル – 東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/154998
こうしている今もやりとりが
続いていますので、
興味のある方は是非ご参加ください!
- イベントが多くて困っている
- 補助金はまちにとって有益だと思っている
- 正直なんのためにやっているのかわからないイベントがある
Contents
地方はやめる決断を!補助金が招く地方の無間地獄

地方では毎年多くのイベントが
実施されます。
しかし、私たちは今ここで
それを見直さなければいけないのです。
なぜなら、
効果のないイベントは
地方を疲弊させ続けるから
です。
端的に言います。
地方で意味もなく
例年やっているようなイベントは
今すぐやめましょう。
頑張っている、の正義感
暑~い灼熱の青空の下、
グラウンドで白球を追いかける球児たち。
それはきっと人生の中でも
貴重な経験になることでしょう。
日本人なら皆さん
なんとなく共感していただけるのではないでしょうか。
私たちはどこかで
「頑張ったら報われる」美学が
脳裏にあります。
そうなると、
みんなでイベントを頑張れば
きっと地域は良くなるはずだ!
そう信じたくなるのも当然のことですよね。
それが実際に地域ではたくさん起きています。
もちろんそれ自体が悪いことではないのですが、
気付かずに負のスパイラルに陥ってしまうのです。
詳細はこちらの記事の中でも
記載しました。

厳しい足元の現実
世の中は冷たいもので、
「頑張ってなんとかなる」
ことと、
「頑張ってもなんともならない」
ことがあります。
こちらの記事の中では、
実際に地方自治体が自己収入で
自立していない事実をもとに
その現実を考察しました。

わかりやすい数字をピックアップすると、
松崎町の自主財源率は
34%です。
半分以上、他人に頼り切っているのです。
松崎町の皆さんが
一生懸命頑張っていたとしても、
これが現実なのです。
いいえ、そうではありません。
頑張っていること・人、
それはとっても素晴らしいことです。
でも、
結果がこうなってしまっている以上、
見直さなければいけないのではないか?
と疑ってほしいのです。
今を頑張ってりゃ
いつかなんとかなるさ
なんて、悠長なことを言っている余裕は
もうすでにないのです。。
毎年やっているからが一番危ない理由

ここからは連投で投げかけを行っていきます。
是非是非諦めずについてきて
いただけると幸いです。
書き取り帳を埋めるだけで漢字が覚えられますか?
そんなことはないはずです。
- 覚えた漢字とわからない漢字を分ける
- 相手に伝わるように丁寧に書く
- 意味や使い方も覚える
テストで点がとれることも大事ですが、
一番は日常で使いこなせることです。
ただ白紙を埋めるだけの作業になってしまったら、
紙も鉛筆も時間も無駄ですね。
闇雲に投げ込んでダルビッシュ投手になれますか?
そんなことはないはずです。
- 選手の適性
- 基礎体力
- モチベーション
野球がうまくなりたいのなら、
試合に向けた練習を日々更新していくはずです。
闇雲に投げ込んで肩を壊したら、
元も子もないですよね。
同じことしか言わない村人が魔王を倒せますか?
そんなことはないはずです。
- 経験値をつんでレベルアップしていく勇者
- 様々な能力をもった仲間たち
- 不足を補う装備品や持ち物
村人がヒントになることはありますが、
最後は立ち向かっていく勇者たちが必要です。
村人たちのつぶやきは、
何も起きなければ変わらないのです。
3つから伝えたいこと
「何が言いたいの?」
と思った方も多いかもしれないので、
まとめます。
- 無駄なことを繰り返しても成果は出ない
- むしろ崩壊を招くこともある
- 勝手に物事は進展しない
こんなところです。
毎年続けていると、
いつの間にかやった感を醸しだしがちですが、
実はただの村人Aになってしまっていたりもします。
村人同士が同じセリフを繰り返していても、
魔王は世界を侵略し続けます。
そして、同じことしか起きない
RPGは次第に飽きられ、
プレイヤーがいなくなります。
一番恐ろしい事態はそこです。
毎年やっているから
だけが理由のイベントは、
形骸化し魅力が欠けていきます。
盛り上がっているのは内輪だけ。。
もしそんな雰囲気を感じたら、
即座に中止を検討しましょう。
どうしてそれでも続けられる?

厳しい足元の現実がありながらも、
頑張っている感と内輪ノリだけで
成立しがちな地方イベント。
しかし、冷静に考えてみると不思議です。
それはごもっともです。
しかし、そこにもちゃんと理由があります。
考察していきます。
赤字にならない魔法の予算・補助金
一般企業でお勤めの皆さんには
にわかに信じがたいかもしれませんが、
世の中には赤字にならない仕組みがあります。
それこそが、補助金。。!
【受賞のお知らせ】
尾崎行雄記念財団主催「咢堂ブックオブザイヤー2018」にて、「凡人のための地域再生入門」https://t.co/ci7wGx9ud8 が地方部門大賞となったそうです。注釈がきめ細かく、「実践可能性」の高さが好評価を受けたとのこと。
ありがとうございます!!https://t.co/CoZFjUJIin
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) December 24, 2018
補助金が地方のガンなんや!
不思議ですよね。
使っても使っても赤字にならない予算。
いいえ、それは考え方が逆なのです。
補助金は赤字を生んでこそおりてくる
のです。
無料でイベントを開催する、
ということのカラクリもそこにあります。
できるだけ赤字を出し、
補助金を受け続けたい。
そんな恐ろしい発想が根底にはあります。
そんなことが真っ当に通じるのか。。?
はい。 通じます。
ここの考え方も逆で、
「うまくいかなくて赤字になってしまった」
というよりも、
「そもそも赤字出す人たちにお金が流れがち」
という方が説明がつきやすいです。
と普通の感覚なら違和感を覚えます。
しかし、そういう真っ当な人ほど、
真っ先に離れていきます。
その結果、
補助金のおかげで赤字になっていないだけなのに
「自分たちは頑張っているから問題ない」
という発想の人たちばかりが
補助金事業に群がる事態。。
こんなんじゃおかしい!
と声をあげる人ほどアウェーで、
割に合わないことに気付くのです。
はびこる、やってる感信者
こうなると負のループから
抜け出すのは至難の業です。
なぜなら、
おれたちは何年も頑張っているんだ!
文句があるならやってから言え!
ほど、不可逆で反論できない
無茶な主張はないから
です。
確かにおっしゃる通り。
積み上げてきた実績は否定できません。
そうなると新参者は従うほかありません。
たとえ、「補助金が地方のガンなんや!」
という素晴らしい金言を勉強してきたとしても、
そこでは鉄の掟を破ることはできません。
そしてそれに従順な信者だけが
周辺を取り巻き、
冷静な人たちはそっと離れていく。。
これが現実です。
そう考えると麻薬に近い
補助金でイベントをやっている間は
みんな楽しい思い出になります。
いつもは人通りが少ない場所が賑やかに!
たくさんの人の笑顔が町で見られる!
頑張ってるね!と褒めてもらえる!
そんな夢の時間が忘れられず、
「また来年もやりたい!」。
実際は消耗しているものも多いのに、
いつの間にか「来年も」。
と思う人たちの方が悪者に。
こうして地方がボロボロになっていく
事例があとを絶ちません。
補助金依存の悪循環。最初は誰しもが悪意もなく軽い気持ちで「使えるものは使おう」といって活用する。しかし一度人の金で活動し、褒められると辞められなくなる。次第に補助金がもらえる事業ばかりに取組み、補助金なしでは何もできなくなる。 pic.twitter.com/ILkymCCMHG
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) January 6, 2016
皆さんの周りはいかがですか?
断言します。今すぐやめよう。
再掲します。
地方で意味もなく
例年やっているようなイベントは
今すぐやめましょう。
一部の人たちの、
一時の快楽のために、
イベントを継続させるのは
もはや罪です。
そんな余裕がある状態じゃないでしょう。
やめる勇気。
もしそれができないようであれば、
是非「木下斉・駆け込み寺」をおススメします。笑
(かなり辛辣なのでご注意を。笑)

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
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地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん