この仕組みが危ない

【地方自治の裏側】元気で働ける人ほど赤字を背負うという地方の闇【そりゃ若者は離れるよ。。】

膨らむ地方財政の赤字

地方財政のヤバさについては
よくお伝えしています。

少しでも改善に向かえば、、と
思っているのですが
まだまだ収束の気配を感じさせません。。

今日はこのニュースの裏側も考察しながら
書き起こしていきたいと思います。

こんな方におすすめ!

  1. 地方財政のことはよくわからない
  2. なんとなくヤバそう
  3. 地方で暮らしてみたいと思っている

元気で働ける人ほど赤字を背負うという地方の闇

端的に言ってしまうと

これから地方で暮らす若者は損

です。

赤字が増え続ける泥沼

最近の松崎町の政治は大荒れです。笑

町長に対する不信任案にとどまらず、
議会が2時間の中断、そして撤回。。

よくわからない方も多いかと思いますが、
シンプルに言えば異常事態です。^^;

その火種はいくつかあるのですが、
その一つが今回の診療所計画。

なんと

5年間で7,300万円超の赤字。。

が見込まれているのだそうです。

おいおい、最初から赤字になることをすんなよ。。!

そう思うかもしれません。

しかし!
そうもいかないところが今回のミソなのです。

今回の計画は診療所
地域の医療機関を新たにつくろう、という話です。

なぜなら、松崎町内にある診療所の医師が
高齢化しており、万が一閉院ともなれば
町内に医療機関がなくなってしまう恐れがあるためです。

つまり、必要度が高い施設だからこそ
赤字覚悟でも建設しなければという状況なのです。

そう考えれば一理ありますね。

揉める議会

そもそも臨時議会になっていること、
さらには2時間の中断という異常事態になっていること、
そこにもちゃんと理由があります。

ざっくり言うと、

診療所がなくなるのは困るだろう!

今の町の財政で多額の赤字を背負ってまで必要ない!

こんな感じです。

さらには、建設を進める町側の情報公開や
議会の進め方が強引で(焦っていて)
しっかりとした議論がなされていない
という状況が相まっています。
(ここが一番ネックかも。。^^;)

この背景はまた長くなるので端折りますが、
とにかく「建設ありきで計画が進んでいる」
ことがかなり問題視されています。

医療機関なので、必要は必要なのですが
松崎町の財政状況を加味するとなんとも言えません。。

診療所が必要だという意見も
赤字計画はマズイという意見も
どちらもどっちということですね。。

町の声

政治は政治として、
この事態を町の方はどんな風に見ているのでしょう?

これがまた実はとても驚きでした。

<町の声1>

みんなで決めた町長さんが言うことに闇雲に反対するもんじゃない

<町の声2>

町の10年後を考えれば必要なんだから
反対する必要はない

こんな感じです。

皆さんはどうお感じになりましたか?

いやいやちょっと待ってくれ。。

本当に驚きです。。

町の10年後を考えれば必要なんだから
反対する必要はない

確かにおっしゃる通りです。
地域はどんどん高齢化していく中で
地域内に医療機関がないのは
非常に大きな問題でしょう。

だからこそ、
赤字を出しても必要なものはつくる。
5年間で7,300万円。

、、たしかni…

ってなりませんよね?

いや、もう少しかみ砕くなら

誰が払うと思ってるんですか?

という話です。

人口が減っていく:借金(税金)を払う人が減っていく
高齢化が進む:借金(税金)を払う人が減っていく
  &むしろ税金で支える人が増えていく

この状況で、赤字をつくって

誰が払うと思ってるんですか?

この発想がないことに非常に驚きました。
さらには、

みんなで決めた町長さんが言うことに闇雲に反対するもんじゃない

これはもう論外です。

どんなに赤字が膨らんでも
これじゃあまあ何でもありですからね。笑

とはいえ、一部にはそういう意見がある
ということを冷静に考えなければいけません。

地方は当事者意識が圧倒的に足りない

これは地方の小さな町の
一施設の問題で考えてはいけないと思っています。

なぜなら、ここで発生する借金は
日本国民全員の手によって埋め合わせられているからです。

自分たちでなんとかする選択肢はないのか

そもそもで言うなら、

町の中で必要なものは
町の中でつくれ

というのが当たり前のはずです。

隣人から
「うちのトイレが壊れそうだから直してくれ!」
と言われても、
まあ自分でやってくださいね、って話ですよね。笑

ところが国の補助金制度があり、
さらには指定管理者が現れ、
自分たちでなんとかしなくても良い条件が揃ったら

いつの間にかそこに甘んじても良い気がしてしまう。

医療のことだから?
地域の人が困ることだから?

そんなことは関係なく、
本来自分たちのことは自分たちで
なんとかするべきです。

皮肉なことに、
今回建設予定となっている地のすぐ隣にある
重文岩科学校は、かつて地域の人たちが
地域の未来のためにと自分たちで出資して
つくった当時としては非常に珍しい建築でした。

未来の投資とみんなでつくったものと
差し迫った状況で他人のお金をつぎ込んでつくるもの

この二つが完成したときには
時代を感じる風景になるかもしれませんね。

さらには、

子どもたちが地域から羽ばたくための学校と
子どもたちに膨大な借金を背負わせる診療所
とでは意味も正反対です。

先ほどの

誰が払うと思ってるんですか?

という問い。
これはもちろん答えもある程度わかっています。

それは、
地域の未来で生きる人たち
即ち地域の子どもたちです。

今つくった赤字は今後も受け継がれていき、
いずれ払うのは

地域の子どもたちが働きながら払うのです。

10年後のことを考えると必要な施設?

20年後も働きながら借金を払う
私たちの生活のことは見えていますか?

10年後、高齢者が医療を受けるために
これから社会に出る子どもたちには
そもそもマイナスからのスタートを
させても良いということですか?

少しは自分たちでなんとかする意思を
持ってもらいたいなあと思ってしまいます。

赤字確定の地域に人は住むのか

そうは言っても、
10年後に必要になる施設ですから
建設はやむを得ないでしょう。

晴れて赤字確定。
それが議会で通ったとして。

それが確定している地域に
あなたならわざわざ住むでしょうか?

出身地が松崎町だとして、
地元愛がすごくあるとして、

でも隣に行けば赤字分を払わなくて良く
ここに住んでいるがために
赤字分の負担が増える。

それに耐えうるぐらいの産業があればまだしも
町内の主産業となっている観光業は
右肩下がり。

町内の内需で産業がまわるかと言われれば
加速する人口減少&少子高齢化。

明らかに担い手が減り、
この先自分たちの負荷が増えていくことが
ほぼ確定している状況に

わざわざ飛び込むでしょうか?

私はとても疑問です。

だって隣町に住めば良いし
なんなら東京に出てしまえば
よっぽど魅力的な条件や職種の
働き口に巡り会える。

交通網が発達した日本でなら
東京以外の選択肢だって難なく選択できます。

その状況下で、

わざわざ赤字確定している
地域を選ぶでしょうか?

私はとても疑問です。

まず自分たちでなんとかしようぜ

じゃあ診療所は反対なのか!
無借金でなんとかしろというのか!

というと必ずしもそうではありません。

もちろん、
その計画が魅力的で
将来的に投資回収+事業収益を出す
ようであれば一時の借金なんてむしろ
した方が良いと思います。

しかし、今の議論は
「いるんだからしょうがない」
が先行してしまっているようでなりません。

そしてその根底にあるのが

なんとかしてくれるだろう

がありすぎているようでなりません。

世界を見れば、
経済的に余裕がなく
診療所が設置できず
人が死んでいく地域はたくさんあります。

つまり、
困るからといって診療所ができるのが
これからも当たり前ではないということです。

借金をしながら建設して
赤字で運営していたらそのうち
医療費が倍になるかもしれません。

採算が合わないのですから当然ですよね。

そのときになってからでは遅いのです。

そんな危機的な状況になる前に、

自分たちのお金からなんとかする

そういう発想になってみてはいかがでしょうか。

町内に住む人たちは6,500人以上。
一人1万円出せば6,500万円。

飲み会を2回控える。
貯金から切り崩す。
そしてもう1万円だせば
1億3,000万円。

そんなに日々の生活に困窮していて
お金を出したら不安な日々ですか?

1億円をみんなで負担するのが
そんなに怖いことでしょうか。

もうすぐやってくるお年玉と同じような金額。

それを今年は町の未来のために
使ってみてはいかがでしょうか?

補論:MMTで全て解決

これは元も子もない議論かもしれないのですが、
MMT(現代貨幣理論)からすると
地方の赤字はそこまで問題ではなくなります。

MMT
【目から鱗】MMT(現代貨幣理論)を知って一気に地方が明るく見えた理由【コペ転です】こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。 私は昨日衝撃的な出会いをしてしまいました。。 皆さんはMMT(現代貨...

だから赤字を出せ!
ということではないのですが、
そこまで不安視する必要はなく

今後も松崎町は赤字を膨らませていくし
次の世代も特別返済する必要はない

と割り切ってしまう手法です。

現時点ではこれが一番しっくりきています。
あくまで個人の意見ですが。笑

さて、この先がどうなっていくのか。。
ちょっと怖いような気がしています。

寺田健悟てらけん
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てらけん

ABOUT ME
てらけん
静岡県富士市出身。仙台で建築を学んだり、信託銀行で金融を学んだり、伊豆で地域おこしをしたり。

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