こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
お金を払う、いただく。 そんな当たり前のやり取りを私たちは毎日繰り返していますね。
そして、できればお金を払いたくない。。 そんな風に思ったことがある方は多いはずです。 お金を払うと何かを失ってしまうような。。
でも! 私はお金を払っても幸せになる、最強の経済論を伊豆・松崎町で学びました。
今日はそのヒントを皆さんにお伝えしたいと思います。
- お金を稼ぐ方が幸せだと思っている
- 自分が損するようなことはしたくない
- 幸せのおすそ分けってなんだろう
Contents
蔵ら・青森さんから学ぶ誰もを幸せにする最強経済論

先に結論をお伝えします。
最強の経済をつくるためには、
幸せをふりまくことです。
これが全てのようです。
みんなの青森さん!

実はすでに一度ご登場いただいた、松崎町で「蔵ら」を営業されている青森さん。
その生き方の素晴らしさは本当に語りつくせません。
記事の中にも記載しておりますが、本当にたくさんの方が青森さんに会うために松崎町にやってきます。
最近はもはや伊豆にとどまらず、全国区の顔になってしまったそうな!笑 素晴らしいですよね。
いくらお金を払っても損をしない!?蔵らシステム
そう思われる方もいるかもしれません。
逆に、蔵らに行ったことがある方は「うんうん」と頷かれているはずです。笑
これが実に不思議な「蔵らシステム」。 是非一度お立ち寄りいただくことをおススメします。
その一番のポイントは、金銭のやりとり以上の価値が付与されること。 これに尽きます。
どういうことか。
蔵らの青森さんはいつもこうおっしゃっています。
「自分たちは年金をもらっているので、儲けはいらないの。全て恩返しと思ってお返しします。」
つまり、蔵らでのやりとりはほぼ等価で返ってきます。笑 (すごいシステム!)
それだけでなく、
- 旬の食材の情報
- おふくろの知恵
- 地域のコアな情報
こういうものが織り交ぜられて提供されます。
そうなると、食事や製品にプラスして情報がついてきて、私たちとしてはお得な状態で帰ることができます。
むしろ、お土産品を買えば買うほどそこにまつわるお話がついてくるので、プラスになっていきます。 これが実に不思議な蔵らシステムの概要です。
近いのはファン倶楽部
皆さんはファン倶楽部に所属したことがあるでしょうか。
自分が好きなアーティスト、アイドル、タレント、お笑い芸人。 様々なファン倶楽部がありますね。
そこに原理としては近いのかもしれません。
ファン倶楽部に所属し、例えばDVDを買うとき、特典でサインがついてくるとものすごく得をした気分になりますよね。
少なくとも損をした気分にはならないと思います。 少々高い金額を払ったとしても。
冷静に考えれば、「ただサインをしてもらっただけ」ですから、DVDの物質的な価値は上がらないのですが、損をした気分にはならない。
それがファンというものです。
私も、ファン倶楽部に所属はしていませんでしたが、学生のころにアーティストのYUIさんにハマっていたころは、CDが発売されると聞いてからずっと発売日を楽しみにしていました。
中学生高校生からすれば少々高い買い物でしたが、全く悩むことはなく、むしろお買い得だと思っていました。 不思議ですよね。 逆に好きでもないアーティストだと同じ価格でも高く感じたり。
その感覚に似ているように感じます。
もう少し論理的に解説します

今まではどちらかというと「感情」の面からご説明しました。
しかし、気持ちの面だけでなく、もっと合理的に蔵らシステムは機能しているので、その点について書いていきます。
価値をつくることを徹底している
皆さんが毎日している仕事ってどんな価値を生み出していますか?
- エクセルシートへのデータ入力
- 電話対応
- 書類作成
もちろんものにはよるかと思いますが、そんなに価値を生み出していない作業も多いはずです。
それに対して、蔵らでのお仕事は全てが価値を生み出すことにつながっています。

この”いづこいし”が一番わかりやすい例だと思っています。
これは、伊豆産で丸みを帯びた小石を選び、独自に装飾を加えた製品です。現在は松崎ブランドにも認定されています。
言ってしまえばずばり、石。
しかし、このちょうど良いフォルムと渋い色、デザインが人を惹きつけます。

自分の手でオリジナルデザインをつくることができるのも魅力!^^ 小さなお子さんでも体験できるので、是非一度ご相談ください。
たかだか石、と思うかもしれませんが、これが「蔵ら」の皆さんの手を経由することで価値になっていきます。
小さいものであれば1個100円から販売しているので、皆さんこぞってお土産に買っていかれます。
そして、たくさんお買い物いただいた方にはサービスすることも。
そうなると、買い物をした方からすれば、本来の金額よりもいづこいし1個分・100円以上のお得をしたことになります。
こうして、蔵らで買いものをすると付加価値がついていくのです。
その根底にあるのは、「蔵らの皆さんが、本来価値がないもの(今回で言えば石)に価値をつくっていること」があるのです。 他にも、
- タンスの肥やしになっている着物のリメイク
- 牛乳パックを使ったイス
- 家庭で余ったお野菜の提供
蔵らマジックにかかった製品が取り揃えられています。 その一つ一つのセンスが素晴らしい! その素晴らしさは是非現地で体感してください。

集まった価値を絶えず分配している
蔵らに魅了された人々は、みんなファンです。
そのファンの人たちが、どんどん自分たちがつくった価値を蔵らに持ち込んできます。
これが、「付加価値を生む」ことに次ぐ、蔵らの強みです。
- 地元産の野菜・米
- 近隣市町の特産物
- 訪れた人々の地域から
この様子を見ていると、「自分たちが蔵らからもらった価値に対して、恩返しをしなくちゃ」という気持ちが見て取れます。
つまり、蔵らシステムで割り引かれた差額分を、お客さん側が補填しているのです。

さらにさらに!
蔵らの皆さんは、その持ち込まれた価値も溜め込まず、お客さんに提供します。 しかも、付加価値をつけて。
すると、このような形になります。

いかがでしょうか。
これが継続して続いていくと、どんなことが起こるか。
誰もを幸せにする最強経済
こういうことになります。
素晴らしいですね!^^
補足:年金の使い方、もっと考えませんか?
最近話題になっている年金制度。 今回のこの蔵らシステムの考え方を見て少し考えてみてもらいたいなと思います。
これも蔵らの青森さんがよくおっしゃることなのですが、「生きているうちはみんな現役」ということ。 青森さんはこれを体現されています。
年金をもらって生活費は確保して、余った時間でどんどん社会に価値を生産していく。
そうすればそれが働く世代にわたり、税金として納め、巡り巡って自分たちの年金の資金源にもなっていく。
それが本来の社会の形であるはずです。
ところが、「老後2,000万円足りない!!」みたいな意見の中では、「年金をもらい始めたらあとは働かずバカンス」のような考えが多すぎるように思います。
今年金をもらっている方も、これからもらう若い世代の方も、その辺りをしっかり考えてもらいたいですね。
人間、可能な限り社会に価値をもたらし続けることが必要ですし、84歳になったって、無限に価値を生み出している方もいるんですよ。
無理をしろとは言いませんが、これから人も少なくなっていくので、若い労働者世代だけを働かせて社会を支えるなんて無謀な形をとるのはやめませんか。
もっと相互に支え合う社会を目指していきたいですね。

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てらけん