よく質問をいただくと同時に
誤解を生みやすいのが
地域おこし協力隊は公務員なのかどうなのか問題。
今日は実際に地域おこし協力隊を
2年半やっている私から解説していきたいと思います。
- 地域おこし協力隊は公務員だと思っていた
- 地域おこし協力隊制度について知りたい
- 地域おこし協力隊に興味がある
Contents
地域おこし協力隊って公務員なの?

よくご質問をいただくのですが、
実は自治体によりけりなので
なんとも言えないのです。。
が本音のところです。
地方自治体ごとに違います!
実は地域おこし協力隊制度は、
大元は総務省の制度であるものの
運用については基本的に
各地方自治体に一任されています。
各地方自治体で必要な人材に
適用できるのが
地域おこし協力隊制度のメリット!

お金は国から出てきますが、
用途はお任せするという
自治体がお得なシステムなのです!
もう少し踏み込むなら、
自治体によってどんな人材が足りないのか
一律で決められないため、
自由度のある設計になっている
とも言えます。

海が魅力な町なら漁師さんを
山が魅力な町なら林業者さんを
人材としては募集したいですよね。
そのため、どのような
募集要件にするかは自治体に
任せられている状況になっています。
それ故に、地域おこし協力隊を
公務員にするかどうかについても
自由に決められるようになっています。
という場合って、
公務員の勤務体制だと難しいですよね。
- 早朝、深夜の作業
- 休日も関係なく勤務
- 一方で突如天候により休暇
こういうケースに対応しにくくなってしまう場合は
公務員としないことがあります。
逆に、
という場合はシンプルに
公務員のような契約を結んだ方が
わかりやすいでしょう。
事前にしっかり確認しましょう!
上記のように自治体によって
全く条件が違うので、
是非一度事前に
確認をしてください。
基本的には隠すような事項でもなく、
必要最低限の条件なので
聞けば必ず答えてくれるはずです。
そんな風に後悔しても契約してしまった後では
遅くなってしまいます。
私は公務員ではありません!
ちなみに言っておくと、
私は地域おこし協力隊ですが
公務員ではありません。
松崎町地域おこし協力隊は全員一律で
公務員ではありません。
そして、この先もおそらく
同じ契約条件だと思います。
嘱託社員みたいな扱いで、
- 雇用契約なし
- 保険等の加入もなし
- 給与は毎月謝礼のような形で支給
こんな感じです。
その他、活動に必要な費用があれば
申請→承認という形になっています。
移動用の軽トラや
作業環境としてコワーキングスペースを
用意してくださっているので
そこはけっこう便利ですね!^^
雇用契約がないので、
副業等もOK!
副業についても、
各隊員で条件が違っているので
事前に確認が必要です。
公務員でない地域おこし協力隊がオススメです!

結局どっちが良いの?
そんな方には、
とりあえず公務員でない方
を個人的にはオススメします。
公務員でない方が動きやすいと思います
公務員で活動する場合、
いろいろなルールが課されてしまいます。
- 勤務時間の拘束
+残業時間は出したくない圧 - 制服や慣習等の独自ルール
- 参加できる活動への制限
文字のごとく「公」の人なので、
細かいルールがたくさん
設定されているのです。
元々民間企業で働いていた方などは
なかなか理解しにくいものも
多いかもしれません。。
そのルールの攻略法を
わざわざ身に着ける必要があるのか?
というところが疑問ですし、
地域おこし協力隊のミッションとして
公務員ではなかなか
対処できないようなところで
活躍して欲しい!
という場合には
条件が矛盾してしまう恐れがあるので
やっぱり公務員でない方が良いと思います。
逆に公務員の場合のメリットは多くない気がする
- 契約がしっかりしていて安心
- 対外的に立場を証明しやすい
- 役場内の情報にもアクセスできる
とかが考えられるかもしれません。
勤務時間外から外れないなら
決まった時間で作業出来て
良いと言えば良いですね。
しかし!
その時間では手が回らないことが
きっと増えてくると思います。。
そうなってしまわないためにも
あまりきっちり枠があるような
環境にしない方が良いんじゃないかなと思います。
あまり厳密に説明を要することはありません
最後に元も子もないことを言ってしまうと、
別に公務員であろうとなかろうと
あんまり関係ありません。 笑
地域の人や、初めて隊員を知る人に
一応は説明するのですが、
「公務員じゃないんですよ~」
と言っても結局「役場の人だ」
と認識される方もいるし、
そもそもどっちでもかまわない人も
多いです。^^;
一緒に仕事がうまくいけばOKだよね!
多くの場合はこんなもんです。
「どうしても公務員でありたい!」
「どうしても公務員じゃ嫌!」
みたいな特別な状況には
私も巡り会ったことがありません。
例えば、公務員でないと対応できないことが
あったとしても、役場の担当の方に
相談して対応してもらえば大丈夫なのです。
あまり立場うんぬんにこだわらず、
地域や人々、自分にとって良いことを
実施し続ければほとんど問題ないということですね!
もし、
「こういう場合は?」
という相談がございましたら
お気軽にお問合せください。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん