「地域おこしって
仕事としてやっていけるの?」
そんな質問をよく受けます。
今日はそんな疑問について
実際に地域おこし協力隊として活動してきた
経験からお話していきたいと思います。
- 地域おこしの仕事をしたいと思っている
- 地域に関わる活動はしたいが収入が気になる
- 自分にもできることがあればやってみたい
Contents
地域おこしは仕事になるのか?

私たちのように地域おこし協力隊は
いわば委託をうけて地域おこしをやっている
ような形です。
仕事になる
という定義も難しいですが、
仕事になる=お金を稼げる
という意味だとすると
地域おこしは
仕事になりにくい
と思います。
地域おこしが仕事にならない理由
仕事になることというのは、
何か困っていることがあるときに
それを解消してくれることによって
報酬が発生することが多いと思います。
その意味で、
実は地域は今、困っていません。

つまり、仕事として頼むようなことが
基本的にはあまり存在しません。
仕事もない。。!?
求められていないことをやっている
とまでは言わないのですが、
基本的にはニーズ喚起に近いところから
始める感覚があります。
仕事になる=稼ぐが敬遠されがち
そもそも需要がないところに対して
さらに逆風があります。
それは、
稼ぐと悪い噂がたつ。。!?
ことです。
田舎にいくと、
「お野菜をおすそ分けしてもらえた!」
なんて話をよく聞きますよね。
食べ物に関してだけでなく、
モノや労働力みたいなものも
田舎ではけっこうタダで気持ちで
やりとりしがちです。
複雑な関係性の中で
経済がまわっているので、
一概にお金だけでは計算できないんですよね、、
そうなると、
お金が絡んでると
なんかケチくさい
という印象を受ける人たちもけっこういます。
なので、稼いでいるという噂が
たってしまうことは
基本的には悪い方向に影響してしまうのです。
広がりやすい。。!!
SNSユーザー比率は低いのに
びっくりです。
どういう仕組みなんでしょう。。?笑
でも実際にはお金がかかるし大変
その意気込みはとても大切ですが、
一方で現実的な部分では
必ず費用がかかります。
それを無視することはできません。
- どんなものを用意する?
- 人はどうやって手配する?
- 満足してもらえるようなことを提供できるか?
そういうことをいろいろ考えると
必ずお金の問題に直面します。
そう思い始めるといつの間にか
規模を縮小してお金をかけないようにして
結果思っていたのとは違う形に。。
形に残ることばかりが
地域おこしではないことからも苦労します。
仕事にならなくても地域おこしはできる

なかなか仕事としては難しい
地域おこし。
じゃあ必要ないものなのでしょうか。

それもまた違うような気がします。
この後は少し地域おこしの手法について
考えてみたいと思います。
やれることをやるで良い
個人的には仕事になるとか
見える成果があるとか
そういうことばかりが
地域おこしではないのではないか
と考えています。

その時はすぐに実を結ばなくても
それがきっかけとなって後々効いてくることは
たくさんあります。
それに、そのときそのときに
できることをやれる人がやっていく。
それでいいじゃん!
という風に思考を気楽に変えていくと、
実は今まで関わっていなかったような人たちが
力になってくれたりします。
立場やタイミングで必要なことを
補っていける関係でありたいですよね。
継続しているといつか仕事になる
仕事にする=稼ぐには難しい
というお話をしましたが、
絶対にできないというわけではない
と思っています。
難しいけど
コツをおさえればいけますよ!
そのコツは何か?
というと、
じっくり継続していく
ということだと思います。
すぐには仕事にならなくても、
- 続けていたらボチボチ
- 食えるほどじゃないけどお小遣い程度に
稼ぐが発生することも
あります。
それがいつ花開くかというのは
それぞれの事業形態やタイミングによるのですが、
なんかやだなぁ
という状況をつくることが
できればチャンスがあります。
継続していた、ということが
1つの実績になり仕事につながっていくのです。
是非長期投資だと思って
じっくり継続してみましょう。
今から少しずつやってみよう!
そうなると、
何はともあれ
やってみるが大事!
ということは間違いないです。
家を買ってしまったり
機械を買ってしまったりと
大きな投資をしてしまうと
忙しくなってしまいますが、
自分たちができる範囲で
小さく始めていけば
万が一失敗してもロスが小さくて済みます。
気付くこともたくさんあります!
地域おこしはすぐには仕事になりませんし、
いつ仕事になるのかもわかりませんが
それを前提にした上で、
できることを是非始めてみて欲しいなと思います。
少なくとも
全くの無駄になってしまったということはない
と私は考えています。

私は2年半、地域おこしに関することを
やってきましたが、
大変なことよりも
ためになったことの方が大きかったな
と強く思います。
地域の人たちの素晴らしい考え方に触れることができた!
今までやったことがないスキルに挑戦できた!
できることが増えた!
こうして記事を書くことも、
2年半前の自分では想像もできませんでした。
これだけでも成果はあったのかな
と感じています。
その他気になる点がございましたら
何でもご相談ください!

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん