地域おこし協力隊というと
「地域の人たちと一緒に地域を盛り上げる!」
というイメージがあるかと思いますが、
なかなかそううまくいかないのも現実です。。
今日はそんなうまくいかない局面の一部を
書き起こしていきたいと思います。
- 地域おこし協力隊に興味がある
- 地域おこし協力隊が実際何を思っているのか知りたい
- 地域の中で活動する難しさってなんだろう
Contents
地域おこし協力隊はポジション取りがけっこう難しい

地域おこし協力隊になってみると
わかることなのですが、
地域おこし協力隊の立場って
なんとも言えない中途半端さ。。
があるのです。
どこのポジションでもない立場
「地域おこし協力隊って公務員なんでしょ?」
と言われることも多いですが、
厳密には公務員でないケースが多いです。

私も公務員試験を受けたことはありませんし、
何より3年間の期限付き職員
なので、そこは大きく違うと思います。
「じゃあ民間事業者?」
と言われると、
活動費は税金からいただいているので
そうとも言えない立場です。
その結果、
多くの地域の方々は
公務員みたいなもの”だろう”
という認識だけが先行する
ことが多いのです。
ここがけっこう曖昧で困ります。。
組織とは違う中間管理職
地域側からは
「公務員的なもの」
と思われているので
とよくお願いをされます。
でも実際は、
それを自由に使ったこともないし
その権限も必ずあるわけではない
のが地域おこし協力隊の実情です。
いつもはどうしてるのかもわからん。。
そんな状況なのですが、
地域側からすると
長年役場に勤めていろいろ親切にしてくれる
公務員の人たちと同じようなものだろう
としか見えないのです。
ある意味それは信頼の証なので
ありがたいのですが、
お願いされてもどうしようもなかったりするので
その時は困ってしまいます。。
さらには、
いつもやってるから!
と言われて請け負ったものの、
実はそのときだけの特別なケースだった
なんてこともあって、
事情を知らない隊員が苦労する、、
なんてことも発生してしまいます。
こっちではこう言われたり。。
長年地域にいる方であれば、
「なんとなくそれはできない」
感覚もわかるのかもしれませんが、
地域おこし協力隊の場合は全くその
予備知識がないため、
ときにはいいように使われてしまうのです。
相談・共感しにくい隊員の孤独
地域の人たちのためになりたいし。。
そんな素人が入ってくると、
地域の人たちからすると便利屋です。
ちょっと言いにくいことを
言ってもらおうぐらいなら良いのですが、
時には無理難題もふってきます。
もちろん、そんな悪い人ばかりではない
のですが、一部の面倒な人たちによって
隊員たちが疲弊しています。

地元の人たちからも
あまり相手にされないような人からすると
地域おこし協力隊は格好の餌食。。
そうやって頑張りすぎてしまう
隊員がいるのも事実です。
本当は断った方が良いのに、
お世話になってるから文句は言えない!
みたいになると活動も苦しくなってしまうので
みんなで対処していきたいですね。

地域おこし協力隊ならではを活かそう!

ポジション取りが難しい
地域おこし協力隊という立場ですが、
だからこそできることもあります。
その伸びしろを是非活かして
もらえたらと思います。
失うものはない!と突っ込もう
そう考え始めると
実はキリがありません。
特に理由なく
仲が悪いということも十分あります。
昔からの関係?
取引のつながり?
その複雑な経路を完全に理解して、
さらに自分の立場を確立して、
その後で自分の主張も織り交ぜて信頼を獲得していく。。
それがいつになるかは全くわかりません。
任期中で間に合うのか。。?
もしかしたら、どれだけ配慮しても
迎え入れてもらえないかもしれません。

結局出身者であるか、そうでないか
で物事が決まってしまうこともあるのです。
表向き見えなくても、どこかで実はそう
ということもあるのです。
そこに対していくら時間をかけてみても
無駄になるリスクは消えないと思います。
だとしたら、
あえて知らないふり、もしくは
無いものとして突っ込んでいきましょう。

割とその思い切りの良さが
求められていたりもします。
さじ加減が重要ですけどね。笑
他のつながりを確保していこう!
それで突っ走ることは重要ですが、
必ずどこかで疲弊します。

そのときに大事なのは、
地域の中だけではないつながりです。
幸い、地域おこし協力隊という立場で
活動する同志は全国を探せば5,000人近くいます。
そして、どの方も同じような立場にあり
同じような悩みを抱えています。
それは地域おこし協力隊だけでもありません。
地域で頑張る人たちは皆通る道なのです。
だからこそ共感してくれる人は
必ずいるよ!
是非そのときには
私たちも活用していただけたらと思います。

自分が続けられる形を。無理は長く続かない!
どんな風に考え方を変えてみても、
気が乗らない。。
そんな風に悩むこともあると思います。
そんなときは、
「いつもお世話になっているから」
「ここで諦めるわけにはいかないから」
などと真面目になる必要はありません。
自分が目指したい地域おこしを
探してください!
私はたくさんの隊員の方にお会いしたので
よくわかるのですが、
地域おこし協力隊になろうという人たちは
みんなとても良い人です。
(私がどうなのかはわかりませんが、、^^;)
だからこそ背負いすぎたり
余計な人間関係の心配までし始めたり
ということが起こりやすいです。
今だけが全ての地域おこしではありません。
是非長期的な視点で考えてみてもらえたらなと思います。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
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地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん