こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
先日、私はこのような投稿をしました。
大変有難いことに、各方面の方にリアクションをいただきました!ありがとうございます! 今日はこの件についていただいたコメントからさらに考察していきたいと思います。
- 地域おこしってなんなの?
- 地域おこし協力隊に興味がある
- 隊員として活動して悩むことがある
Contents
結局地域は人である!

いただいたコメントというのがコチラ! 地域おこし協力隊OBの桑高さんです!

開催したイベントでは地域おこし協力隊において大切にすべきことをたくさん教えていただきました! そちらもあわせてご覧ください。
地域はどこにある?
地域おこし協力隊の最大の目的は、「地域をおこす」ことです。 つまりターゲットは「地域」。 それがどこにあるかしっかり定義しないことには始まりませんね。
じゃあ「地域」って何?
実はその部分はけっこう曖昧なもんです。 地域おこし協力隊は制度上、地方自治体ごとに設定されます。 私は『松崎町』地域おこし協力隊ですし、桑高さんは『徳島県那賀町』地域おこし協力隊でした。
じゃあ「松崎町」や「徳島県那賀町」が地域?
それが正しいようで、そうでもないのです。 なぜなら、いくら静岡県で最も小さい町とは言っても、「松崎町民全員」というと6,600人も人がいるからです。
そうなると途方もないですし、それぞれの満足を全部満たすとなると目標がブレてしまいます。 しかも、けっこう地元の方々は豊かな生活をされていて、不満がなかったりするのです。
私たち地域おこし協力隊がおこすべき、「地域」ってどこにあるんだろう? これを考え始めるとけっこう難しいのです。
地域住民を全員満足させる万能薬はあるのか?
正直言ってそんなものは存在しないと思います。 あるなら是非教えてください。笑
ZOZOTOWN前澤社長のように、お年玉企画をやったら町民全員を満足させることができるのでしょうか? 一時的には喜ばせることができるかもしれませんが、それが正解ではないですよね。
例えば、地域おこし協力隊としてうまく成果を出した好事例というものはありますが、それが隣町でも必ず成功するかというと微妙だと思います。
なぜなら、似たような環境でも状況は全く違うからです。
特に伊豆半島はそれが顕著で、半島の東西でかなり毛色が違いますので、問題もけっこう違いがあります。 もちろん共通点もありますが、規模感や条件はそれぞれによると思います。
じゃあどうすれば良いんだ!
そんな風に叫びたくなってしまいますね。^^; 笑
でも実際はそんなに難しく考える必要はないのかもしれません。 それが私が桑高さんのお話から感じたことでした。
桑高さんが那賀町で地域おこし活動を続けている大きな理由の一つとして、
えみちゃんの飯をずっと食っていたいから
があるのだそうです。 (えみちゃんは写真にも写っている地元のおばあちゃんです)
これがシンプルに的を得ていると私は考えています。 それが一番なんです。
この人の飯が食いたい。この人たちとずっと一緒にいたい。
それを継続するためには、地域がおこされていなければ実現できません。 そうですよね。 もし地域が悲惨な状況にあったら、その人の飯は食えないですもんね。 その人たちが楽しそうに暮らしているからこそ、ずっと一緒にいることができる。
それがたまたま那賀町であった、というわけなんです。
つまり、地域おこしのターゲットは「地域」という曖昧なものではなく、【人】なんです。
『地域の為』より『地域の誰と何したらワクワクするか』を見つけよう

改めてですが、桑高さんからいただいたコメントがとても素晴らしかったので再掲します。
『地域の為』より『地域の誰と何したらワクワクするか』を見つけようと出来てるかが大事ですね。
僕は“えみちゃんとの出会い×学生受入×料理上手×二人三脚のスタイル”が今のゲストハウスに結実してるし、隊員自身と具体的な誰かが連鎖反応した時が地域おこしと思ってます!
これが理解でき始めると、地域おこしの大きな一歩が踏み出せるはずです!^^
人を見つけよう!
皆さんが頑張れるときってどんな要素がありますか?
- おいしいものが食べたい!
- キレイな景色を見たい!
- お洒落なものがほしい!
人によって動機は様々だと思います。 その動機が強ければ強いほど頑張れますね。
地域おこしをするにあたっても、それは同じです。 どんな動機があるか、は非常に重要です。 なぜなら、地域おこしは1日や2日で達成できるものではなく、長い間継続しなければいけないためです。
一番おススメできるのは、桑高さんのおっしゃるように『地域の誰と何をしたらワクワクできるか』を考えることです。 これによるメリットは下記のようなものがあります。
- 「何を」を考えるのが楽しい!
- 「誰」が明確になる!
- ワクワクを共有できる!
できるだけ具体的なイメージをもつことは大切です。 まず何をしたら良いか、すぐに行動にうつせますからね。
そして、誰かとそれを一緒に実現できることで、「次もやってみよう!」とつながっていきます。 自分にとって面白いことだけを実現していてもどこかで頭打ちになってしまうんですね。
連鎖反応で楽しむ自分を見つけよう!
「自分なんてどうせ何もできないので、、」
最初はそう思う方もいらっしゃるかもしれません。 でも、地域おこし協力隊として様々な方と関わっていると可能性が見えてくることもたくさんあります。
例えばこちら。

松崎稲作塾!
こちらの企画の中では、私は農家ではないのでもちろん農を教えることはできません。 じゃあ何をしているかというとこんな感じです。
- 当日の写真撮影
- 撮った写真や動画の情報発信
- 当日資料やチラシの制作
「農家さんが現場で伝えること以外」ですね!
実際に何ができるんだろう、、というところが曖昧でも、お話していると「あ、これやった方が良いですか?」ということがでてきます。 この企画の中でも、農家の皆さんとお話することで、自分にもお手伝いできそうなことが少しずつ見えてきました。
そしてそれが形になると楽しい!^^
これからもよろしくね!という風に次を企画しているとさらにアイデアが加速していきます。 まだまだ規模は小さいですが、だんだんと地域おこしになっているような感覚があります。
結論:その人も自分も楽しくなる!→地域おこし
地域が楽しくなる? って誰がどうなるの?というのが結局わからなくなってしまうんです。
でも、「OOさんに楽しんでもらう」ならやることは見えてきますね。
- 一緒におしゃべりをする
- 一緒においしい食事をする
- 面白い場所を一緒に探検してみる
どんなに小さいことでも「楽しんでもらう」ことを始めるのです。 そして、自分も楽しいと思う感覚があったなら、それを継続していきましょう。 その先にはきっと「いつの間にか地域おこしになっちゃった」があるはずです!^^

- 外から来たからこそ地域の魅力に気づける!
- お互いに新鮮な情報交換ができる!
- 地域にはない素材を提供できる!
まずはお話するところから! ご連絡お待ちしております!
てらけん