こんにちは!静岡県伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
皆さんは「地域おこし協力隊」と聞くとどんな印象があるでしょうか?
多くの方は、「都会から田舎に移住して新しいことを始める人」のようなイメージかと思います。
間違いではありませんが、冷静に考えてみればなかなか大変なことです。 ときに、それは大きな失敗を生んでしまいます。
今日はそうならないための事前準備のヒントとして提案をさせていただきたいと思います。
- 地域おこし協力隊に興味がある
- 現在、地域おこし協力隊である
- これから地域おこし協力隊を採用しようと思っている
Contents
地域おこし協力隊になる前に地域に入っちゃおう!

今日の結論はこれに尽きます。 ただそれではざっくりしているので、もう少し言い方を変えると、
地域に関わる手段は地域おこし協力隊だけじゃない
ということです。
地域おこし協力隊はヒーローじゃない
最近はメディアに出ることも多くなり、あたかも「地方の救世主!」のようにとらえられがちですが、実際はそんな特別な人材ではありません。
ごく普通の人間です。 時折、ものすごいスキルを持ったような方もいらっしゃいますが、多くの隊員に会ってきた私からするとその確率はかなりレアです。
そんな寂しいこと言わないでください!(^-^; 皆さん素晴らしい活躍をされている方々ばかりです。
じゃあ地域おこし協力隊ってなんなんだろう。。? と考えてみると、
特別な人材ではなく、凡人だからこそ、
素朴な地域の魅力に気づき、惹かれていった人材
こんな感じではないでしょうか?^^
もっと個人的な感想を言うと、「ふつーに優しくて良い人」って感じです。笑 なんせ、地元のじいちゃんばあちゃんたちから可愛がられているような人々ですからね。
みんなおしゃべり好きでゆるい感じの方が多いです。笑
地域おこし協力隊はただの制度であり、手段でしかない
それはけっこう難しいんです。。! 実際に隊員である私たちもよくわからないところもあるぐらいです。
なにしろ、たった10年ほどしか運用されていない制度。
まだまだ発展途上なのです。
ただ、その数は5,000人を超え、かなり実績は上がっています。 17名のインタビューを通して考察した私の見解は下記に記載しておりますので、是非ご覧ください。
インタビューした人数は少ないですが、それ以外にも各種イベントや研修にも2年間かけて参加してきましたので、かなり自信はあります。
ざっくり結論を言うと、【地域おこしは正解がまだない】ということです。
だからこそ飛び込むなら今!! 大変なことも多いですが、学ぶこともきっと多いはずですよ!
地域に入る方法って?

難しく考える必要はありません。
だって、日本国内の地域なら、パスポートもビザもいりませんからね!
伊豆なんて、東京から陸続きです!^^ いつでもご連絡ください!
You、来ちゃいなよ!
地域に入るも何も、来てしまえば早いです。笑
- どんな景色なんだろう?
- どんなものがあるんだろう?
- 暑い?寒い? 楽しい?
そういう情報は今やネットで検索すればいくらでも出てきますが、一回行ってしまえば全てわかります。
そんな風に不安な方は、是非現地の現役地域おこし協力隊を活用してください!^^
【再び拡散希望】
以前作った地域おこし協力隊のアカウントリスト
具体的な活動内容を書き込める欄を設け、どなたでも書き込みできるように設定しました👷みなさんの活動内容を共有していただけると嬉しいです😀また、協力隊同士での交流や情報交換にもぜひご活用ください!https://t.co/DiEP8UQEoE
— ぽこパパ|韮崎市地域おこし協力隊 (@pokopapa3) 2019年3月23日
SNSがない! という方も、だいたい各地の地方自治体に問い合わせをすればつながるはずですよ!
旅行しに行くで十分!
地域おこし協力隊に会うっていうともはや「その気がある」みたいになって尻込みしちゃう方もいらっしゃるかもしれませんね。 すみません、先走りました。。^^;
ぶっちゃけ、旅行しに来ていただければOKです!
遠方だと日帰りは厳しいかもしれませんが、山梨県さんとかはけっこう都内からのアクセスも良いので、日帰りでも十分かと思います。
できれば、伊豆の1泊2日がおススメ。。!!
週末のお休みを利用していかがですか??^^
最初はまず遊びに行く、そして、その中で気になるところをリピート。 あるいは、他の地域にも行ってみる、比べてみる。
それを繰り返して「あなたの中に芽生えた感覚」、それが一番正しいと言えます。
それがわかってきて、「やっぱり地域にもっと入ってみたい!」そう思ってから本格的に検討するでも全く問題ないと思います。
むしろその方が、「この地域が好きだ」という感覚が確たるものになっていて、その後の伸びがあると思います。
まずは旅行しまくって地域を好きになろう!!
もっと本格的に体験してみたいあなたへ
ここまではできるだけライトな手法をご紹介しましたが、「もっと深く体験してみたい!」という方にはもっとおススメの方法があります。
それは、
プチ地域暮らしをすること
です。 例えば、
- 地域行事に参加する
- 地域の奉仕作業に参加する
- 地域で働いてみる
こんな感じです。 これらはおそらく一人で飛び込むのが難しいと思われるので、現地の人に仲介してもらって実現すると思います。
役場の担当の方が対応してくれれば良いですが、地域おこし協力隊に相談するのも有効な手段でしょう。
要は、現地情報を聞いてみたり行ってみるだけでなく、参加してみるということですね。 これは非常に重要です。
実際に体験したのがこちらです。
1~2週間の滞在期間中に、松崎町内のお宿さんで働いてみてもらいました!^^
もちろん、賃金もお支払いしているのでお得! 交通費も含めてプラスで帰ってもらいました!
実際に現場で働いてみると、
- 地域にどんな人がいるんだろう?
- 地域でどんなことをしているんだろう?
- 難しい?簡単?楽しい?
そういったことを肌で感じることができます。
また、その地域で何十年と過ごしてきた方々と直接お話できるので、ものすごくリアルな情報を集めることができます。
これはとても貴重なことです。
なぜなら、「地域のことを聞かせてください!」と飛び込んでもみんな一歩引いてしまうからです。
逆の立場だったらそうですよね? いきなり人が来て、「あなたのこと、聞かせてください!」と言われても困ってしまいますよね。^^;
でも、同じ釜の飯を食うではないですが、一緒に仕事をしたりするとそのハードルが一気に下がります。 しかもそれを一週間続ければけっこう親しくなれるもんです。
それを体現したのがこの松崎ワーキングホリデーでした。
ちなみに!!!
こちらのワーキングホリデー、絶賛大募集中です!!!!

↓↓ 気になることがあればお問い合わせはお気軽に!! ↓↓
事前相談でリスクを減らそう!
いかがでしょうか? 少しは地域に入ることのハードルを下げることができたでしょうか?
最後に、地域おこし協力隊である私がなぜ「地域おこし協力隊だけが地域に入る手段ではない」とお伝えしたかったのかご説明します。
それは、
多くの方に地域に関わってもらいたいから
です。
序盤で「地域おこしに正解はない」旨をお伝えしました。 間違いなく正解はないのですが、失敗はけっこう明確にあります。
- 地域を嫌いになってしまうこと
- 地域に対して、無関心になってしまうこと
主にこの2点です。
これがあると失敗が起きやすいのです。 それをできるだけ減らしたい。 それが地域おこし協力隊である私がなぜ「地域おこし協力隊だけが地域に入る手段ではない」とお伝えしたかった理由です。
そのためには、「一世一代の決断だ!地域おこし協力隊として飛び込むぞ!!」みたいな無茶な飛び込みではなく、様々な手段で地域に入っていただき、まず関心を持ってもらいたいのです。
そうすれば必ず地域を好きになる。 そして、
- 地域を嫌いになってしまうこと
- 地域に対して、無関心になってしまうこと
を一つでも減らすことができれば、少なくとも失敗はしません。
失敗を減らし、リスクを減らすことは地域にとってもあなたにとっても有効なはずです。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
1人でも多くの方に興味をもっていただけることを楽しみにしております!
ご相談はお気軽に!!
てらけん