地方で活動していると
OOコンサルという人がたくさんいます。
しかし、残念ながらその多くは
補助金や行政予算をベースにした
事業者さんばかりです。。
「へえー⚪︎⚪︎から来たんですね、行ってみたいな。(仕事で)呼んでくださいよー」
— いしお/地域おこし協力隊のためのなんでも相談所(手弁当) (@stonejourney) December 5, 2019
という発言、地域系センセとかコンサルとかよく聞くけど、道楽のために貴様を呼ぶわけなかろうが、って思うの僕だけ?
一見良い人のように見えて
実際は何もせず帰っていくという。。
困った実態について
今日は少し書き起こしていきたいと思います。
- 地方創生に関わってみたいと思っている
- コンサルに興味がある
- 地域で起きていることを知りたい
Contents
地方にコンサルはもういらない

お得な補助金ですよ~
という甘い誘惑とともにやってくるコンサル。。
正直、
コンサルに
頼っても良いことない
ですよ。。
はびこる地域系OO
これだけ「地方のコンサルはダメだ!」
と訴えていても、
まだまだ地域系OOはホットです。。
どうして地域系コンサルがなくならないのか。
それは、
地方をなんとかしなきゃいけないという補助金
が地方自治体に配られるものの、
自治体側は何をしたら良いのかわからず
丸投げしたくなっている
ことに大きな問題があります。
そんな残念なラリーが続いてしまっています。。
そして、コンサルの人たちは
補助金をもらうことに慣れているので、
次から次へと補助金情報を誘致してきます。
財政力がない地方ほど
狙い目。。
補助金は赤字を出している地域ほど
交付されがちなので、
そういう条件が揃っているところに
どんどん集まってきて
結果的に補助金漬けになってしまうのです。。
スキルも実績もないのに評価されがち
ぶっちゃけ、地方創生が成功したかどうかの
評価はできないと思います。
なんてまだあり得ないから。。
「完全復活!」なんていう地域は
聞いたことがないですよね。
ある程度実績を出している地域でも
まだまだ課題は山積みです。
だからこそ、地方創生の成否って
誰にもよくわからないのです。
そこがうまく利用されてしまっています。。
例えば、新素材の発明にかかる補助金なら
新しい素材ができたかできなかったか
で一定の評価ができます。
しかし、地方の場合はそこが
なんとも言えないのです。
移住者が増えたらOK?
イベントで集客したらOK?
評価軸が曖昧ですから、
実際には大したスキルがなくてもOK
になってしまう事態も発生しています。

私も何度かワークショップに
動員されました。。
取り仕切るコンサルの皆さんが
全然場をまわしきれていなかったのが
印象的でした。。
“とりあえずやってみた”感が
すごかったのですが、
それでも許されてしまうところが
恐ろしかったです。
コンサルは責任を負わない
そんなことをしていても
成果は一向にあがらないですし、
地域も活性化していきません。
と、普通ならそう思いますが、
基本的に委託されたコンサルの皆さんは
地域が活性化しなくても
責任をとることはありません。
地域の当事者じゃないので
別に困らないのです。。!
ある期間まで関わったら
それで終了。
また他の地域と補助金を探して。。
そんなことを繰り返していても
別に何も問われないのです。
むしろ疲弊していくのは地域側。
イベントを実施したり
新商品をつくったりと労力を使う一方で
手数料はコンサル側へ。。
何とも寂しい実態です。
コンサルに負けない心構えを!

そういった搾取を防ぐには
どのようなことに注意すれば
良いのでしょうか。
考えていきたいと思います。
地域系OOはまず疑おう!
その筆頭である地域おこし協力隊の
私がいうのもあれかもしれませんが、^^;
「地域系OOです!」
「地方活性化に関わっています!」
みたいな人たちはまず疑いましょう。
もし本当に地方で活躍している人なら、
その地方で引く手あまたで
他の場所に声をかけているヒマなんてない
からです。
ないんですから当然です
いろいろな地方に声をかけるのは、
どこかで使った補助金を
同じ手法でその地域でも実施する
という可能性が高いのです。
どこかの地域でうまくいった方法を
そのまま丸パクリで実施してもうまくいきません。
置かれた状況
関わる人々
扱うもの
それぞれの地域によって個性があるので
転用なんてできないのです。
それをテキトーに
「こうすると良いですよ!」なんて
言ってくる人たちは怪しいので
注意しましょう。
規模の大きさに騙されるな!
そんな声を聞いてしまうと
「おぉちょっと良い話かも」
と思ってしまいますよね。
私も実際
「そこまで言うなら、、」と
乗っかったことがありました。
しかし、それはプロジェクトの成否とは
全く関係ありません。
規模が大きけりゃいいって
問題じゃないのです!
大きい組織が関わっているなら
最後は何とかしてくれるだろう
と思ったら大間違い。
大きな組織だからこそ
別にうまくいこうといくまいと
微々たる影響しかなく、
特に何も考えていないのです。
私も何度か期待して失敗しました。。
地方創生の万能薬はない!
「これをやったらうまくいきますよ」
なんていう話は無いものだと思っておきましょう。
とにかく自分事にできる人たちで
ボチボチ始めてみるほか手段はありません。
お金(補助金)がなければ
何もできないじゃないか!と
訴える人もいますが、
実際には自分たちのやれる範囲のことだけでも
たくさんの手法があります。


まずは自分たちから始めてみる。
そこが一番です。
地方のコンサルにすぐ依存してしまわない
体制ができることを願っています。

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地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
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てらけん