(アイキャッチ画像は伊豆新聞さん2019年1月21日記事のスクリーンショット)
こんにちは!伊豆・松崎町地域おこし協力隊のてらけんです。
本日は有難いことに町外からお仕事をいただいた際にあった嬉しい出来事をご報告します!^^
講師をやるほどの身分では全くないのですが、もしお力になれるようでしたら飛んでいきますよ!!
多年代連携で進めるまちづくり
が、実践できているかといえば全然そんなことはありません。今考えても僕にはふさわしくないタイトルだなぁと思います。^^; でもまあせっかくいただいたテーマですし、講師というよりも参加者として一緒に考えさせてもらいました。
「実践。結果は後から」 松崎の寺田さん講演―熱海 - 伊豆新聞 https://t.co/z0WO1TgEIa
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) 2019年2月3日
講演内容振り返り
- てらけんは別にまちづくりの解を持っているわけではない
- むしろこっちから聞きたいぐらい
- たまたま若い人代表にさせられた
- 若い人の声、もっと聞こうよ!!
- 完成形を完璧に仕上げなくても良い
- とにかくアクションをおこしてみると結果的に完成形になる
- 最初のきっかけとしてヨソモノは使える
- みんな仕方ないぐらい違う感性をもっている
- 自由にやろう。楽しく。
強調したいんですが、講師に呼ばれたからってなにかスゴイわけではなくて、「こちらこそ何かを学ばせていただきたい!」という気持ちで挑みました。 熱海でのご縁も活かしたいなと思いましたし。
一応、講師として伝えさせていただいた内容をピックアップするなら、「多年代連携って世代間のギャップを埋めることじゃない」「世代で価値観が違うことをもっと前提にしよう」「とにかくアクションをおこしていこう」等はけっこう強調させていただきました。
すでに取り組んでいる、田んぼをつかった花畑や桜葉カフェ、松崎稲作塾の事例も元にお話させていただきました。
参加者がそれほど多くなかったので、最後は逆に会場の皆さんの取組もお話いただき、内容の濃い情報交換ができました! 皆様本当にありがとうございました!!
多年代連携は所詮偶像
一応、今回のお話は依頼をいただいたものだったので、前向きに話を展開させていただきましたが、個人的には【多年代連携なんて無理】だと思っています。
なぜか。
理由は簡単で、【私たちは同じ時代に生きているのに価値観が違いすぎる】からです。
人生100年時代と言われる現代では、この小さい島国の日本の中ですら、戦争を経験した人からスマホがあって当たり前の人がいます。
フツーに生きているようで、「何から何まで違う生き物が共存している」と言ってもいいんじゃないかな、と思います。
言うだけだとわかりにくいかな、と思って講演の中では【1977年→2017年】を可視化してみました。
- キャンディーズが「普通の女の子に戻りたい」
→ももいろクローバーZ!! - 王貞治さんがホームラン世界新記録
→大谷翔平が二刀流メジャーリーガー - 任天堂初のテレビゲーム カラーテレビゲーム15発売
→Nintendo switch - ソニーがカラーテレビ発売
→VR・MR・XR
40年ってこの破壊力なんです。
40年の話をしたのは、僕が着任当初、まちづくりを考えるうえで、「自分が定年になるころのまちがどうなっていたら良いか」を少し考えたことがあったからです。
40年後のまち。 そのために、40年前を振り返ってみた。
するととんでもない変化!
さらに驚きなのが、今ってその変化の度合いがもっと激しくなっていること。 そうなると先のことは全く分からないんだなと思いましたし、その時に生まれたかどうかでそりゃ価値観も違うわなということに行きつきました。
じゃあお互いが仲悪くても良いのかっていうともちろんそんなことはなくて、「まずは”とんでもなく違う”ことを認識しましょう」と呼びかけることにしました。 だから多年代連携は無理。 でもお互いにできることをやっていく。これが良いと思います。
興味深かった出来事
すごく関心を持ってくださった
参加者の方々は60代ぐらいの方が多くて、しかも地元だったり、住んで長かったり、地域活動なんかも長くされている方が多い印象でした。
そんな大先輩方に僕なんかの話を相手にしてもらえるんだろうか。。
そうビビッておりましたが、そんなに心配することではありませんでした!
「松崎でそんなことが起きているなんて知らなかった!」「自分たちもなんとかしてやってみたかったところだった」「こんな風にしたいんだけどどうしたらいい?」
さすがパワーアップ講座にお申込みされるだけあってパワフルな方々でとても助かりました!^^
若いチカラとして学生を呼ぶには大学にどんな話をすれば良いかとか、SNSってそもそもなんなのかとか、クラウドファンディングって自分たちにもできるのかとか、
一見、「そんなものいらないよ~」とおっしゃっているご年配の方でも、これだけ新聞等にも取り上げられるようになった今はやっぱり気になっていらっしゃるんですよね。
でも実は深堀りするチャンスがなかった。 その何かひとつのきっかけになったようであれば本当に嬉しいです!^^
多年代連携は難しいことじゃない
不思議なもので、「多年代連携は無理」とか「みんな違うんだからそれぞれが自由にやればいい」みたいな、一見多年代連携の反対側から攻めている僕の話が意外なところに展開されていきました。
講演内容が豊かだったかどうかには全く自信がありませんが、「何かを話すことができて良かった」なと思っています。
実はそれが一番最初の多年代連携だと思っていまして、それってけっこうシンプルなことだと思うんです。
実は実は、だからこそ今回のお話をお受けしました。
【なんか話さないと】
若い人の意見が聞きたい、ってよく言われるんですが、僕なんかじゃなくてもっと別の一般的な若い人聞いた方がいいんじゃないかなといつも思います。僕なんか若い人代表にはとてもじゃないけどなれないですからね笑。特殊解すぎる。(;´Д`)
だから僕が直接若い人の意見をお届けすることはないですけど、若い人が発言できるチャンスがあるならどんどん出ていきたいと思っています。
だってほんと、若い人の意見言う場所、ないんですもん。伊豆。
議会はもちろん年配の方ばっかり。しかも男性ばっかり。
会合で話すのはOO長級ばっかり。
「まちのことを考える」って肩書やキャリアがなきゃダメですか?
普通に生きてる若者が発言しちゃダメですか?
そんなことないと思うんです。
その「普通」の中にこそ、課題もヒントも隠されていると思うんです。
でも普通に生きてる若者はもはや発言しない。したって意味ないんだって。 わからんでもないですよね、意思決定権がある場所にすら立てない仕組み。空気。。
それこそ打開したいんです。
【なんか話さないと】
自分みたいな特殊解だからこそ、発言チャンスがまわってくる。 いや、だから特殊解であり続けたい。のかもしれないですね。
それに、今回のようにやってみればなんとなく多年代連携のきっかけが生まれるかもしれない。本当に不思議ですね。
そんなことを再度実感させていただける好機となりました。 本当にありがとうございました!!^^
熱海での活動もこれから盛り上げていきましょう!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
てらけん