地域おこし協力隊として
地域活性化やまちおこしといった
活動をしてきましたが、
よく感じるのは
やっぱり地元出身者やUターンは強い
ということです。
今日はその点を少しお話したいと思います。
- 地元とヨソモノの関係を知りたい
- Uターンの人材が少ない
- 子どもたちにあまり力を入れていない
Contents
地域おこしのためにはUターンして移住が必要だ!

私は元々松崎町や伊豆エリアには
縁もゆかりもなく移住してきました。
だからこそ痛感したことが、
出身者の壁はどうやっても
越えられない
ということです。
自分のなんとなくわかるので、
別に必ず越えたい!とも思ってはいなかったのですが。笑
ヨソモノはヨソモノである
どんなに親しくなったり
お互いお世話になっていたりしても、
絶対に共有できないことがひとつ。
それは、
過去の経験です。
- 子どものころに流行った遊び
- 毎年行ったお祭り・行事
- 名物人物やあるある
同じ中学校だった
というだけでも、
実はいろいろな過去の体験が
共有されています。
しかも、親戚関係同士である場合も多く、
家族ぐるみの関係であったり
友人のいとこであったり
何かしら接点があるのが地元では当たり前です。
それに対して私たち移住組は
また別の過去を持っています。
それを変えることはできないし
今から共有することもできない。
だから仲違いする、というわけではない
のですがどこかで共感できない側面が発生します。
特に、言葉にはできないような
ビミョーな感覚であればあるほど
説明も難しく越えられません。
でもそれはごく当たり前のこと。
仕方のないことです。
故に、我々はどこまでいっても
ヨソモノではあるのです。
どんな側面もすみ分けである
だからといって
なんて扱いをされることは
このご時世にもちろんありません。笑
特に伊豆・松崎町の皆さんはとても寛容で
いつも有難く思っています。
最近では
「地域おこしには
ワカモノ・バカモノ・ヨソモノが必要だ!」
なんて言われることもあり、
むしろ重宝していただいたりもします。
地元の人ではできないこと、
やりにくいこと言いにくいことが
ヨソモノだからこそ解決できることも
あるのです。

その一方で、
ヨソモノでは解決できないこと
もたくさんあります。
- 強固な地元のネットワークに入ること
- 力関係を把握すること
- 何十年スパンでのこと
なかなか地元の方には
ご理解いただけないと思いますが、
ヨソモノとしての一定の疎外感は
いつでもあります。
限らない
ということがどこかで
ネックになっているように感じます。
地元の方であれば、
生家があったり親戚があったりするので
例えその人がいなくなっても
他からアクセスする術があります。
でも、私たちのようなヨソモノの場合は
それがないため、
結果的に信頼性で見劣りしてしまう
のです。
たくさん。。!
もちろん全員が信頼されてない
ということはないので、
長い時間かけてまるで地元の人のように
信頼されている方もいらっしゃいますが、
それはまた難しい話です。
少し長くなりましたが、
とにかくお互いに
できることできないことはあります。
それもまた仕方のないこと。
だから諦めるのではなく、
すみ分けていくのが一番です。
これから地元になる子どもたちは非常に重要
そして、ここで強調しなければいけないのが
これから地域が地元になっていく子どもたちです。
彼らは私たちと違い、
地元民になることもヨソモノになることもできます。
今の少子高齢化・人口減少の流れを見れば
彼らに地元民になってもらわないと
非常に困ることは明確です。
ただでさえ子どもの数が少ない
のだから1人が貴重!
一人でも多くの地元民になってくれることを
心から願うばかりです。。

そうしなければ、
せっかく私たちにはない特権を
ドブに捨ててしまうことになるから
です。
しかもそれがなくなってしまったら
もう取り返せない。
だからどうあっても
子どもたちが残ってくれる方法、
あるいは、戻ってきてくれる方法を
考えることは非常に重要です。
Uターンして移住者と一緒に地元を盛り上げませんか?

私たちだけではできないことが
地元出身者が1人いることで
劇的に変わることはよくあります。
Uターンだからこそできることを
是非見つけてもらいたいなと思っています。
というか、
是非お願いしたいです。笑
ヨソモノはまず話をしてもらえない
これが言えるかどうかで
初対面の印象は全く違います。
うちの弟の同級生だよ~
そんな話がしょっちゅうありました。
そして、私たちにはその武器がありません。
それがないとまず同じ土俵に上がれないですし
話をするに至らないのです。。
運よく聞いてもらえたとしても
話半分だったり。
「その信頼を得ることからだ!」
ということもよく言われますが、
正直それは先の見えない闘いです。
それよりも、
そういうところは出身者が出てきて対応する方が
良いように思っています。
話が早いですからね。
すぐに移住ではなく、徐々に関わる選択肢も
そんな方も多いかと思います。
それでも大丈夫です。
なぜなら、今はSNSのようなオンラインツールもあるので、
気軽に参加できるイベント情報なんかを
誰でも共有することができます。
そして、たまに会に顔をだす、
それ以外はSNS上でたまに応援、
でも十分参加できるのです。
またこんな一言も非常に助かります。
紹介するよ!
これがありがたいですね~。
やはり地元の方は
「誰か知り合いからの紹介」
だと話が通りやすいこともあるので、
一言進言してもらえるだけでも
状況は一気に好転します。
かつてと今とではかなり違う
いえいえ!
実はかつての記憶の中の故郷とは
良くも悪くも大きく変化していると思います。
地元企業を応援する
YouTubeチャンネルが立ち上がっていたり、笑
応援部が立ち上がっていたり!^^
18年近く過ごした地でしたが
こんな動きがあるなんて
全く知りもしませんでした。。
皆さんの地元でも何か始まっているかも
しれません。
そして、逆に悪い変化というのも起きています。

悪いところだけ松崎町を
ピックアップして申し訳ないのですが、、
地方財政はかなりピンチです。
昔やっていたお店がなくなったり
みんなで遊びに行った場所が閉鎖したり。
「あのころここにはなぁ、」
なんて話もよく聞くので、
もしかしたら
「そんなわけないだろう」
というところこそ危ないのかもしれません。
あなたを待っています!
私たち地域おこし協力隊というのは
地元出身者でもなく
移住して長いベテランでもない
中途半端な立ち位置です。
だからこそ皆さんの
中継地点になれるかも!
出身者でも住所がどうしても
県外に。。
という方は是非我々現地にいる組を
活用してください!
皆さんで手を取り合っていく形が一番ベストだと考えています。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん