地方は担い手不足だ!
人材を獲得しよう!
という話はよくあることだと思います。
私たちのような
地域おこし協力隊制度も
都市住民が地方に移るための
第一歩として認識されています。
じゃあ誰でも来てくれれば良いのか?
というとけっこう難しいような気がしています。
そして一番良いのは実はUターン人材
だと個人的には考えています。
今日はその点を少し
書き起こしてみたいと思います。
- 移住者獲得を目指している
- Uターンはあまり意識していない
- これからUターンを検討している
Contents
移住者を増やすよりもUターンを増やそう!

全く初めましての人材を
呼び込むことは確かに刺激になりますが
やはり安定感がありません。
(いろいろな向き不向きがあります)
一方、Uターンであれば
一定の条件をパスして
即戦力として期待できます
これは重要なことです。
Uターン人材は一番お得!
- 実家がある・土地勘がある
- 地元のコミュニティにつながる
- 出身者ネットワークをつくりやすい
ざっとあげるだけでもこれだけの
メリットがあります。
この3つを達成するだけでも
初めてその地域に入る人からすれば
至難の業です。
時間がかかる。。
それがUターンの人材であれば
最初からクリアできます。
小・中・高なら10年以上!
親ぐるみなら何十年以上!
この年月をかけて積み上げてきたものは
他の人にはすぐには代替できないものです。
地元からの信頼・期待がある!
地元の人たちは"帰ってきてくれた"という感覚を抱きます。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) December 1, 2019
ただの移住でも。
それは特別なことなのです。
そして、不可逆な特権。私たちにはありません。
だからそれを是非活かしていただきたいなあと思います。
地元出身者だからこそ話が早いことはわんさかあります。
理屈じゃないことこそです。
多くの地方では、
若い人が進学や就職を期に
地域を離れていく中、
わざわざ帰ってきてくれた
という印象は地元からは心強いものです。

私からしても
「何らかの地元への気持ちが
あるんだろうなあ」と
漠然と感じます。
そして、その覚悟や説得力が
さらに増すのです。
私たちヨソモノだとすると、
結局”どうかわからない”というところが
どうしても発生してしまいます。
みんなが疑っているわけではないのですが、
それがあるかないかだけでも差になってしまいます。
他の移住者にはない思い入れがある!
そしてそれはUターンをする側の人
からしても同じことでしょう。
何の理由もなく
Uターンを選択する人も少ないはずです。
家庭の事情があったとしても
大きく生活環境を変える選択になる
Uターンを決意したというのは
他の人にはないものがあったはずです。
私も何人かのUターン組の方と
お会いしましたが、
その多くが
とおっしゃっていました。
自分が知っている
輝いていたころが
なくなって寂しい、、
何かできないだろうか。
この感覚が根底にあるかどうかは
長期的に地域と関わっていくうえでは
とても重要です。
残念ながら私たちには
どうしてもその感覚を抱くことは
できません。
そう思えるということは
すでに大きな一歩を踏み出しているのです。
Uターンを地元に増やすためにしたいこと

どんなにUターンは有利だ、と
ここで訴えてもすぐには
Uターン人材が増えていないのが実態です。
ここからは少しそのために必要なことを
考えてみたいと思います。
戻ってくる側・迎える側お互いの気持ちを共有しよう
残念なことに、
地元に残った組と離れた組は
気持ちが乖離しがちです。
理解しにくい。。
こんな田舎嫌だ!と思った人も
仕事が無いから仕方ない、、と思った人も
いるので難しいところですね。
さらには、地元での出来事は共感できるものの
それ以降の記憶や体験は全く別のもの
になってしまうため、
価値観や感覚というところでは
大きく変化していることが考えられます。
共通点がある分、
差も感じやすいのかも。。!?
しかし、どんな経緯があれ
“これから同じ場所にいる”という
現在地点をベースに考える方が
ポジティブな効果があります。
自分たちだけでは成り立たない気持ちをもとう
Uターンしたから特別なスキルが
あるわけでもなく、
地元にずっといたから何もかも詳しい
ということもありません。
お互いがお互いでやってきたことを
活かすのが大事!
Uターン側は自分がいなかった間の
変化や現状についての情報の
補完が必要ですし、
地元側は閉塞感漂う現況に対して
新しい視点をもたらしてもらうことが
必要になっているはずです。
冷静に考えれば、
両者が手を取り合うことほど
合理的な選択肢はありません。
お互い様が大事!
どちらが欠けても実現できないようなことが
たくさんあるのです。
「実は帰りたい」層を取り込もう!
最後に個人的に一番重要だと
思っているのが、この
「実は帰りたい」層だと考えています。
- 将来的には実家を継いで
独立したいと思っている - 今はスキルがないから修行している
- 手段がわからないが
可能なら戻りたい
誰しも慣れ親しんだ土地勘に
ふと戻りたくなる瞬間はあるものです。
そして、そのタイミングがいつやってくるかは
誰にもわかりません。
なので、今は特にUターンの気持ちがない人でも
人生の何かのタイミングで意識するかもしれない
のです。
家族構成の変化
社会的な変化
そのときにいかにスムーズに
Uターン・移住を迎え入れられるか
は非常に重要です。
ある人が
「Uターンもありかもなあ」
と思ったときに、
Uターンみたいなことを、、
と想起することがあれば
かなり話は早いですよね。
ちょっと話を聞いてみて
実は話がかみ合ってしまって
そのまま移住へ。
なんてこともあるかもしれません。
そのためにまずはいつでも
「実は帰りたい」層を取り込める
用意をしておいてほしいなと思います。
一人でもその気持ちが
実現できることを願っています。

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん