かつて財政破綻で一躍有名になってしまった北海道・夕張市。
その後、その夕張市がどうなっているか
ご存知でしょうか。
無事復活できたのでしょうか。
結論から言ってしまいますと
復活はできていません。
それどころか、悪化する一方です。。
これを対岸の火事とは思っていられない事態
のため、今日は考察していきたいと思います。
- この先30年この地域で暮らそうと思っている
- なんとかなるだろうと思っている
- 自分には関係ないと思っている
Contents
地方の30~50代は今すぐ焦った方が良い理由

なぜ30~50代に限定したかといえば、
30年後にもその地方で暮らしそうだ
と考えたためです。
30年後の地方の姿を考えると
正直、誰にもどうすることもできない可能性があります。。
けっこうマジな話です。
町の財政破綻はあり得ない話じゃない
そんな風に楽観視している方も
多いかもしれませんが、
これは実際に起きる可能性があることです。
まさに夕張市がそうですね。
そして、その夕張市がどうなったのか。
地方交付税がいつまでも支援されるわけではない、というごく当たり前の話。。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) December 24, 2019
国の予算が厳しければ、地方も厳しくなるという当たり前の話。。
自治体「財政破綻度」ランキング・ワースト10、泉佐野市が5位に | 有料記事限定公開 | ダイヤモンド・オンライン https://t.co/QeTRelhTTo
財政再建どころか
現在もワースト1位を更新し続ける
という状態です。。
こんなにヤバイのに、ロクに知られてもいないなんて。。
— てらけん@伊豆おこしプロジェクト (@teraken099) December 24, 2019
夕張市破綻から10年「衝撃のその後」若者は去り、税金は上がり… https://t.co/DPsDkys93C #現代新書
この悲しい現実を一部抜粋してくると、
破綻前と破綻後を比べると、
・市民税が3000円から3500円に、
・軽自動車税は1・5倍、
・下水道使用料は10立方メートル当たり1470円から2440円に引き上げられた。
ちなみに下水道料金は東京23区の約2倍である。
その一方で、
・集会所や公衆便所や小中学校などの公共施設は次々に閉鎖され、
・残された公共サービスの水準も全国最低。
・老朽化した市営住宅を直すお金も、危険な廃屋を取り壊すお金もない。
北海道という厳しい寒さの環境の中でも、
経費削減のため17時以降は暖房が消されてしまい
コップの水が凍ってしまうのだそうです。。
これが30年後の地方には
やってくるかもしれない。
このことを真剣に考えなければいけないタイミングなのです。。!
財政破綻から復活なんて甘くないぞ
夕張市の財政破綻は2006年。
それから実に13年、
ワースト1位を走り続けてしまったのです。
その間、指をくわえて黙って見ていた
とは考えにくいですよね。
いろいろな方策をうって
それでも13年浮上できなかった。
これが現実です。
つまり、
財政破綻後13年以上は地獄が続く可能性がある
ということです。
もしあなたが35歳で10年後に
地域が財政破綻したとするなら、
45歳から58歳まで
最低の行政サービスと最高の市民負担の中
生活し続けなければいけない
ということです。
そもそも破綻するような財政状況の中で、
今までのツケを払いながら
新しい方策をうっていく。
そんなことが簡単にできるでしょうか。
それはもちろん難しいですよね。
一番恐ろしいのは、
その状況を見て若い世代は離れていく可能性がある
ということです。
実際に夕張市でも
どんどん人が離れていっています。
それはそうです。
最低の行政サービスと最高の市民負担の中
子育てをしたい人なんていません。
隣の地区に行けば状況が全く違うのに
わざわざそこを選ぶ必要なんてありません。
そうなればさらに担い手が減り、
財政再建が遠のいていく。。
まさに負のスパイラルと言えるでしょう。
本当の危機を避けるために今動き出そう

上記のような内容は
大げさだと感じるでしょうか。
そう思っていただくのも自由ですが、
“そうなるかもしれない”と想定していても
損はないのではないでしょうか。
本当に起きてしまってからでは
何もかもが遅くなってしまうからです。
なりふり構わず行動しよう
多くの方の場合はそうお考えだと思います。
確かにそれでもかまわないと思います。
しかし、少しでも引っかかることがあったなら
今すぐにでもその”いろいろ”をとっぱらって
行動することをオススメします。
なぜなら、その”いろいろ”を考えている内に
奈落の底に沈んでしまうからです。
夕張市の皆さんだって
望んで今の状況になったわけではないはずです。
それに、薄々は「このままではヤバイ」
と思っていたはずです。
何かしなきゃ、、
このままで良いのかな、、
そう思っている間に、
いつの間にか浮上できない状況まで
追い込まれてしまったのです。
“いろいろ”が解決される日なんてこない!
気づいたときにはすでに遅し、なのです。
それならいっそ、
そんなこと気にせず挑戦してみた方が
可能性があると思いませんか?
町や政治に期待するな。自分でやろう!
という方もよくいらっしゃいますが、
それはほとんど関係ありません。
逆に聞きますが、
政治家のような立場ある人たちが
何かあなたの将来役に立つようなことを
実施してくれた経験がどれだけあるでしょうか?
残念ながら町を代表している立場だからといって
その人が必ず先見の明をもっているとは限りません。
むしろ、行政の主権を握れるような人たちは
過去の栄光や資産があり、
いわゆる既得権と呼ばれるようなポジションに
ある過去の人である恐れがあります。
そこに未来を任せる、というのは
とても恐ろしいことであるのが
なんとなくご理解いただけるのでは
ないでしょうか。

事実、ここまで地方が衰退した状況に
ずっと直面していたのが地方政治であり
地方行政であるはずなのですが、
そこが全く結果を出せていない
ということを客観的に判断すれば
そこにこれ以上期待しても仕方ない
ことはかなり自明です。
だからこそ自分でできることをやっていくしかないのです。
じゃあ何すれば?に答えはない!
そこはズバリ!
と言いたいところなのですが、、
こればっかりは私も全くわかりません。。
申し訳ないです。
でも、今ならやっぱりインターネットを
活用していくことはマストでしょう。
https://izuokoshi.com/idea-079


インターネット上の資産をつくり
稼いでいく。
一人でできないようであれば
今から声をかけていき、
みんなで運用する。
そこから始めるしかないのだろうと思います。
あるいは、冷静に考えると
今暮らしている地域以外の選択肢も検討する
ことも重要だと思っています。
それは地域を捨てるということではなく、
二拠点だったり他の場所に住み稼ぎながら通うだったり
いくつも選択肢を用意しておくということです。
もし、本当に財政破綻してしまったとき、
他の選択肢がないというのは地獄です。
逃げるは恥だが役に立つ。
という言葉もありますが、
必ずしもその地域内で完結するだけが正義ではない
ということを視野に入れておくのも必要では
ないかなと思います。
くるかもしれない危機に備えて
未来の不安を払しょくしていきましょう。
補論:MMTからすれば地方は楽観視できる!?
賛否両論あるので
あくまでご参考までにですが、
MMT(現代貨幣理論)という考え方を始めると
見え方がガラリと変わります。

奥の手として知っておいても損はないかも!です!

- 住んでいるからこそ知り得たおすすめ情報!
- 地域の人とネットワークがある!
- 経験に基づく安心の旅行ルート、プラン!
地域おこし協力隊は、その地域が好きで移住までしちゃったという人間たちなので、そんじょそこらのガイドさんには負けませんよ!
ご連絡お待ちしております!
てらけん